さっぴーの社会科見学へ行こう!
新宿から特急で約2時間半。長野県のほぼ中央に位置する塩尻市に、鉱石と化石に関する博物館があることは知っているかな? その名も「ミュージアム鉱研 地球の宝石箱」というんだ。地面を掘り抜くボーリング機器のメーカー・鉱研工業が運営する施設で、館内には宝石から化石まで、約2000点もの石の標本が並んでいて、それぞれの特徴や逸話などを楽しく学べるんだよ。
次のうち、地球上に実在する石はどれだと思う?
①身につけると体が浮く石
②電気を帯びる石
③毒を持つ石
④歌う石
「ええっ⁉ 体が浮く石に歌う石? 確かに石にはたくさんの種類があるけど、さすがにそんな『魔法の石』はないよね。もし本当にあるなら、世界遺産どころじゃないでしょ」 | |
「そうだよね。ファンタジーではおなじみだけど、やっぱり現実ではありえないよね。でも、電気を帯びている石や、毒を持つ石なら実在するんじゃないかなあ」 | |
「ふふふ、そのとおり。さすがに、人を浮かせたり歌ったりする石は見つかっていないけれど、毒を持つ石なら、そう珍しいわけでもなくてね。たとえば、ヒ素を含んだ石、放射線を出す石などは、世界中で見つかるんだよ。それから電気を帯びる石もあって、これは、10月の誕生石でもあるトルマリンがそうだね」 | |
「トルマリンは図鑑で見たことがあるよ。いろいろな色のものがあって、とてもきれいな石だった」 | |
「そう、トルマリンは『電気石』とも呼ばれていてね。こすったりすると静電気を帯びるんだ」 | |
「すると、正解は②と③ね。博物館や科学館に行けば、本物が見られるのかな?」 | |
「もちろん。じゃあ、たまには遠出をしてみようか。長野県塩尻市にある『ミュージアム鉱研 地球の宝石箱』は、鉱石と化石の博物館でね。たくさんの石が展示されていて、見応えがあるよ」 | |
「長野県! 旅行だね。楽しみだ!」 |
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