さぴあインタビュー/全国版
強く生き抜く力を養う
多彩なプログラムを通して
国を支えるリーダーを育成
聖光学院中学校高等学校 校長 工藤 誠一 先生
リーダーを育てるための使命は
生徒を「行きたい大学に行かせる」こと
神田 進学実績について伺います。2024年度は東大合格者数が100名になりました。卒業生の数から割り出した現役合格率は37.6%と、全国私立校のトップでした。また、東大への実績だけではなく、医学部医学科への現役合格率も全国のトップクラスでした。ここまでの実績を挙げた理由はどんなところにあるとお考えですか。
工藤 やはり生徒と共に歩んできたことではないかと思っています。また、今はVUCAの時代です。業務改善や品質管理を目的とするPDSAサイクルとVUCAの時代のサイクルは違います。だめならすぐ戻る、断定的に物事を決めないといった「しなやかさ」があるからなのでしょう。
神田 多くの受験生が聖光学院への入学をめざしてがんばっています。学校として求めているのはどういう生徒ですか。
工藤 どういうご家庭の子に来てほしいかということで考えると、やはり学校を信頼して任せていただけるご家庭だと思います。受験生も保護者の方も一生懸命にがんばって、期待感を持って入ってきてくれます。学校はそれに応えなくてはなりません。どう応えるかは、最終的には将来の道筋につながる進路を実現させることです。「行きたい大学に行かせることが学校の使命」ということは折に触れて伝えています。
日本の人口減少はこれから加速します。優秀な子どもたちはいくつかの学校に集中することでしょう。本校もその一つとして、子どもたちをしっかり伸ばしていかなくてはなりません。人口が減少している今、本校の生徒のような子どもたちがリーダーになって、国を良くしていってほしいと思っています。
神田 まさしく聖光学院はそれができる学校だと思います。
神田・立見 本日はありがとうございました。
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