さぴあインタビュー/全国版
多様性を感じられる教育環境で
「共立」の精神を反映させた
21世紀型リーダーシップを育成
共立女子中学高等学校 校長 前田 好子 先生
「東京一出会いの多い女子校」は
社会性も個性も自信も伸ばせる場
西川 中学受験について伺います。一般入試では4科型入試に加え、特殊入試として「合科型」(合科型論述テスト+算数)と「英語4技能型」(英語4技能+算数)入試を行っています。これはどのような目的で導入されたのでしょうか。
前田 「合科型」は教科横断型ともいえるもので、大学入試が変わっていくことを見込んで数年前に導入しました。大学入試でも学校推薦型選抜や総合型選抜が増えてきましたので、こうした力が今後は必要になってくると思います。「英語4技能型」は昨年から導入したもので、それまでは「インタラクティブ入試」として行っていたものをバージョンアップしました。「インタラクティブ入試」はどれだけ人とコミュニカティブに英語が使えるかを問う内容でしたが、本校で学ぶに当たって受験生に求めたい力がありますので、そこを加味しています。算数の問題は合科型と同レベルです。国内にいながら英語に興味を持った子どもたちが一生懸命に勉強して、将来は海外で自分の力を試したいと思えるように育ってくれればいいですね。
西川 共学校か女子校か悩まれている保護者の方もいらっしゃると思います。女子校の良さについてはどのようにお考えですか。
前田 男子と女子の差を感じないで生活できるところが別学の良さではないでしょうか。共学校だと、たとえば「重い荷物は男子が運ぶもの」といった認識が何となくあると思います。でも女子校ではそういうことをまったく意識しません。誰にも頼らず、全部自分たちでやります。中高6年間、自分たちだけでこれだけやってきたという自負があるので、「できないことはない」「男子にも負けない」という変な自信がありますね。
神田 それこそが自立するということですね。別学のメリットだと思います。それでは最後に、貴校をめざす受験生に向けてメッセージをお願いします。
前田 本当にいろいろなタイプの生徒がいます。でも、世の中というのはそういうもので、多様な人とうまく折り合いをつけてやっていくことが大事です。友だち関係などが難しくなる多感な時期だと思いますが、本校では人との距離の保ち方、他者を尊重する姿勢が身につく6年間を過ごせるでしょう。共立生はおもしろいことを見つけるのがとても得意です。いろいろなことに興味を持って、楽しいことをたくさん見つけ出す能力があります。一度足を運んでいただき、生徒たちが伸び伸びと楽しそうに生活している姿を見て、本校の空気感を味わってください。
神田 本日はありがとうございました。
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