吉祥女子中学・高等学校は、地理学者の父と数学者の長男という父子2人の研究者によって創設されました。創設者の学問への情熱が教育の隅々に反映され、知的探究心を育み、学び続けるすばらしさを伝える多彩なプログラムが実施されています。学びにおいて、またクラブや行事などの活動においても大切にされているのは、みずから考えて取り組む姿勢です。「学校ではいくら失敗してもいい。自分で判断する経験をたくさんしてほしい」と校長の赤沼一弘先生は言います。同校の教育方針と教育内容について伺いました。

聞き手：サピックス 教育情報センター所長 神田 正樹・サピックス小学部 教務部 中野 英樹

• １．あえて宗教教育は取り入れず 創設時より多様な価値観を重視
• ２．高大連携講座や研究所訪問など 興味を喚起する多様なプログラム
• ３．中学の学習では基礎を徹底 特に英語・数学は補習も充実
• ４．行事後に達成感が得られるのは 自分たちで考えやり遂げるから
• ５．大切なのは自分で決めること そうすれば失敗も糧になる

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