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学校説明会レポート
文京学院大学女子中学校
2025年10月29日(水)
少人数制の穏やかな環境の下、伝統と先進性を調和させた教育を実践
文京区本駒込にある文京学院大学女子中学校 高等学校の歴史は、1924年に教育者の島田依史子が開いた島田裁縫伝習所にさかのぼります。それ以来、創立者の「自立と共生」という建学の精神を受け継ぎ、英語教育・探究活動・礼節教育を通じて、みずから考え、行動できる力を育てています。
この日のオンライン説明会では、最初に、入試広報部部長の嶋田栄司先生が、学校紹介と入試に関する説明を行いました。100年を超える歴史を持つ同校では、茶道・華道を授業の一環として取り入れ、感性と礼節を育む伝統教育を大切にしています。中学では食育にも力を入れています。完全給食を導入し、教員も生徒と共に昼食をとるのはその表れです。また、毎週金曜日には運針の時間を設ける一方、「文字は一生の財産」という創設者の理念に基づき、ペン習字も取り入れています。
基礎学力の定着を重視しており、中学では特進クラスなどは設けていません。一方、英語と数学については習熟度別に授業を行い、生徒の理解度に応じたきめの細かい指導を実施しています。長期休暇中には進学講座も開講しており、学力の向上を支援しています。
グローバル教育についても説明がありました。それによると、ネイティブスピーカー教員が各学年に所属し、英語によるホームルームを実施しているとのことでした。ネイティブスピーカーの教員は、行事・校外活動にも参加します。英語以外の教科を指導することもあって、生徒にとっては、日常的に英語に親しめる環境となっています。さらに、アオバジャパン・インターナショナルスクール(A-JIS)との教育提携により、生徒は英語運用能力を身につけるゼミ形式の課外授業「国際塾」 、A-JISの授業を体験する「One Day留学」 などを経験できます。こうした交流により、異文化への理解を深めています。
探究活動も活発で、課題の発見から調査・考察・発表までのプロセスを通じて、自律的な学びの姿勢を育てています。学外コンテストへの参加が推奨されており、「令和5年度 国際科学技術コンテスト」で文部科学大臣表彰を受けた生徒もいるそうです。
高校では「国際教養コース」と「理数キャリアコース」に分かれますが、それぞれに特進クラスが設置されます。高校で標準的な成績を収めていれば、併設する文京学院大学への内部進学が可能で、例年卒業生の2割ほどが進学しています。一方、指定校推薦枠はすべての生徒に平等に開かれています。担任と進路支援部教員は高1から個別面談を重ねながら、一人ひとりの希望進路が実現できるよう、ていねいにサポートしているとのことです。
クラブ活動は運動部・文化部ともに活発で、中学生の参加率は約8割です。全国レベルの実績を誇るバレーボール部のほか、色とりどりの旗などさまざまな手具を使い、音楽に合わせて視覚的な演技を行うカラーガード部など珍しい団体もあり、生徒の多様な興味・関心に応える環境が整っています。
2026年度の教科型入試は、2月1日の午前・午後、2日午後、3日午後、4日午前の5回です。適性検査型入試は1日午後、英語インタラクティブ入試は2日午後に設定されており、定員は合計120名です。嶋田先生は「受験回数に制限はありません。受験を重ねるごとに得点が伸びる受験生が多く、入学金(25万円)や入学金と教育充実費を合わせた額(38万5000円)を減免する特待合格のチャンスも広がります。ぜひ挑戦してください」と語りました。
六義園に隣接した静かな環境にあるキャンパス。緑・光・風が感じられる開放的な校舎には最新の設備がそろい、生徒たちは伸び伸びと学校生活を楽しんでいます
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