受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

須磨学園中学校・夙川中学校

2025年9月6日(土)

主体的かつ実践的な学びが特色
手厚いサポートで自己実現へ

 神戸市須磨区の小高い丘の上に敷地が広がる須磨学園高等学校・中学校。難関大学への合格実績で躍進が続く男女共学の進学校です。この日の説明会は、2019年度から同じ学校法人須磨学園が運営するようになった神戸市兵庫区の夙川中学校・高等学校との合同で開催されました。

 最初に登壇した同学園理事長で両中学校校長の西泰子先生は、須磨学園の学びのテーマ「to be myself,…なりたい自分になる。そして…」について紹介しました。主体的な学びと実践する学びを柱にしていると話します。実験や実習を数多く設定しているのは、インプットだけでなくアウトプットも重視していることの表れです。自分の頭で考え、判断し、行動できる力を育てています。学校だけの勉強で難関大学進学を実現しているのも強みで、「基本は授業です。その質は高く、毎時間確認テストを行うことで理解を徹底しています」と話します。放課後の特別講座や個別指導など、きめ細かいサポート体制も整えています。

 次に、須磨学園中学校教頭補佐の岡田大樹先生が6年間の学びについて詳しく説明しました。二つのコースの違いや、土曜日に行う探究と英会話の授業の内容のほか、放課後には「9時学」として21時まで自習室を開放する取り組みがあることも説明されました。

充実した研修旅行に、伸びる進学実績
1期生が卒業した夙川も好調

 続いて岡田先生は、中高6年間で国内外合わせて約80日間に及ぶ研修旅行について紹介。海外へは中2でアジア、中3でアメリカ、高1ではヨーロッパへ出掛け、現地の学校と交流したり、大学や企業を訪問したりして多くを学びます。現地での写真を交えながら渡航先での様子を伝えました。

 特色ある学びの成果は大学合格実績にも直結しています。今春は難関国立10大学に147名が合格。現役合格率は88%と高く、国公立大学の推薦入試にも多数の合格者を出しています。

 後半は、夙川中学校・高等学校について、西先生と高校校長の土屋博文先生が紹介に立ちました。「Learning for tomorrow〜明日への学び〜」をテーマに、須磨学園と同じ教育プログラムを展開している同校では今春、中高一貫1期生87名が卒業しました。東大・京大をはじめとする難関国公立大学に9名、国公立医学部医学科6名含む国公立大学に87名中32名が合格するという高い実績を残しました。夙川では須磨学園の教育を踏襲しながら、少人数制でさらにきめ細かく手厚く指導。熱意ある教員が生徒一人ひとりの意欲を引き出しているそうです。最後に両校の2026年度入試について、入試対策部部長の乾真大先生より説明がありました。

イメージ写真

www.suma.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。
www.sumashuku.jp/ 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ