- Top
- 学校行事/学校説明会
- 神戸大学附属中等教育学校:学校説明会レポート
学校説明会レポート
神戸大学附属中等教育学校
2025年9月5日(金)
国立大学附属校ならではの教育
生徒主体で「協同」を重視
神戸大学の附属中学2校が統合して、2009年に発足した神戸大学附属中等教育学校。国立大学の附属校として、「研究開発校」「教育実習校」「一貫教育校」という三つの役割を持っているのが特徴です。神戸大学との連携による教育の研究や教育実習生の受け入れを行っているほか、国際的視野を持ち、真理探究の精神に富んだグローバルキャリア人の育成をめざす6年一貫教育を展開しています。
入学適性検査推進室室長の中時貴弘先生は、「社会の先頭で活躍し続ける人材を育てることが教育目標です。学びの主体は生徒で、『自治・協同・創造』の校訓のうち特に協同を大事にしています」と話します。他者と協同して知を生み出すグローバルキャリア人へと成長するために、各教科でグループを作っての協同学習に力を入れているほか、部活動や生徒会活動でも協同を意識し、実践しています。
生徒が主体的に考え、行動する校風が根付いており、制服の着用は自由です。3年生(中3)で行く沖縄研修旅行と、5年生(高2)での北海道修学旅行も、学年で実行委員を組織して、生徒たちでつくり上げます。
探究活動に取り組み卒論も
国公立大特別選抜には個別に対応
生徒主体の学びのなかでも特徴的なのが、6年間を通して取り組む学術探究「Kobe ポート・インテリジェンス・プロジェクト(KP)」です。1・2年生で探究の基本的スキルを身につけ、3〜6年生の課題研究では1人1テーマで4学年合同の「協同ゼミ」に参加します。ここでは学年を超えた縦のつながりができ、主体的・協同的に学びを深めます。6年生では総仕上げとして自分の研究を1万8000字の卒業論文にまとめます。
そのほか、生徒が自由に学びたいことを学ぶ自治学習コミュニティー「ASTA」や、国際性や協同性を育成する国内外研修プログラム「FIT」など、生徒主体の学びを後押しする仕組みが整っています。2025年度からはスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の第2期に採択され、SSH特例の多様な学校設定科目を履修することもできます。また、神戸大学が開講する大学生対象の講義も履修できます。
進路指導をていねいに行っているのも同校の特徴です。中時先生は「総合型選抜、学校推薦型選抜など国公立大学の特別選抜を希望する生徒が多いので、一人ひとりを細やかに支援しています。もちろん、一般選抜にもしっかり対応しています」と自信を見せます。最後に2026年度の入学適性検査について紹介。入学定員が附属小学校からの進学者を含めて120名から105名に変更されることなどが伝えられました。

◎学校関連リンク◎
◎人気コンテンツ◎













