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学校説明会レポート
東京都立両国高等学校附属中学校
2025年9月17日(水)
校訓「自律自修」を支えるのは
専任教員による質の高い授業
東京都立両国高等学校の前身は、1901年に設立された府立第三中学校です。戦後の学制改革により新制高等学校へと移行し、1949年に男女共学となり、翌1950年に現在の都立両国高等学校へと校名を改めました。そして、2022年からは高校での募集を停止し、完全中高一貫教育校となりました。
この日の説明会では、最初に、この4月に校長に着任した鳥屋尾(とやお)史郎先生があいさつに立ちました。校訓「自律自修」に触れながら、育てたい生徒像として、「自らの未来を切り拓く意欲と行動力をもち、リーダーとして活躍できる生徒」「広く深い教養と知性を身につけ、社会に貢献しようとする高い志と使命感をもった生徒」「健やかな心と体をもち、世界的視野をもって国際社会で活躍できる生徒」の三つを挙げました。
その実現に向けて、同校では3学期制の下、1コマ50分・1日6コマ(高校では一部7コマ)の授業を行うことを基本としています。隔週で土曜も授業を行い、学びの機会を確保しています。鳥屋尾先生は「こうした教育を支えているのは、東京都の公募制度を通じて、本校で子どもたちの教育に携わりたいと、みずから希望し、集まった優秀な教員たちです。ほとんどの教科で専任教員を配置し、専門性の高い指導を行っています」と胸を張りました。
基礎学力の向上を図る一方、
キャリア教育で「志」を育てる
同校の教育活動の柱としては「志(こころざし)学(キャリア教育)」「理科・数学教育の充実」「英語によるコミュニケーション」「多様な部活動」の四つを挙げました。最初は、職業についての知識が少なく、関心も薄い生徒たちであっても、学校に招かれたさまざまな職業人の話を聞くうちに、関心を持つようになると言います。そして、高2からは大学進学を念頭に置き、学部・学科選びを含めた具体的な進路指導を進めていきます。
また、通常の授業については、理科は分野ごとに専門教員が授業を担当します。実験や観察を重視し、生徒の科学的思考力を養成するのが狙いです。一方、数学では生徒一人ひとりの理解度に応じたていねいな指導を行っています。
英語では日本人教員と外国人講師とによるチームティーチングを導入しています。英語を英語のまま理解する力を養うためです。アメリカのユタ州を訪れる9泊10日のスタディツアーも中3で実施します。鳥屋尾先生は「現地の大学と連携した英語学習やホームステイを通じて、アメリカの自然や文化への理解を深めます。研修後はリスニングとリーディングのスキルが格段に向上します」と述べました。
そして最後に、多彩な部活動を紹介しました。生徒の自主性と探究心が大切にされていることがよくわかる説明会でした。
芥川龍之介や堀辰雄など多くの文学者を輩出してきた伝統校。文武両道の校風が息づいています
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