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学校説明会レポート
足立学園中学校
2025年10月3日(金)
「志グローバルプログラム」で視野を広げ、人間性を高める
足立学園中学校・高等学校は、JR常磐線、東武スカイツリーライン、東京メトロ、つくばエクスプレスが乗り入れる「北千住」駅東口から約70m(徒歩1分)、京成線「京成関屋駅」からは徒歩7分という、通学に便利な場所にキャンパスを置く男子進学校です。「足立の地に男子中等教育の場を」という地域の要望に応え、医師である堀内亮一氏を中心とした22名の有志により、1929年に設立されました。教育目標に「自ら学び 心ゆたかに たくましく」を掲げ、志を持ち、みずから将来を切り拓いていく「人材(人財)」の育成をめざしています。
同校では、生徒のやる気を引き出すために「志(ゆめ)」を立てることを重視しています。この日の説明会では、最初に、2025年春に校長に就任した瀬尾匡範先生があいさつに立ち、「本校では茶道や弓道などに通じる学びの段階『守・破・離』の考え方に基づき、さまざまな体験を通じて『自尊心』『自信』『自負心』『自己肯定感』からなる『4J』を高め、志へとつなげていきます」と述べました。
その代表的な取り組みとして、瀬尾先生が紹介したのが「“志”グローバルプログラム」です。中1全員が参加する「TOKYO GLOBAL GATEWAY」では英語を使って体験型学習やグループ学習に取り組みます。中2の希望者を対象とした「British Hills」では、国内短期留学や寮生活を体験します。希望制のスタディーツアーも実施されています。「アフリカ・スタディーツアー」(中3~高2)では、市場やコーヒー農園を訪問し、現地の課題や社会貢献について学びます。「ラオス・スタディーツアー」(中3~高2)ではラオスの学校を訪ねたり、少数民族の人たちと話をしたりして、文化交流を図るとともに、国際協力のあり方について考えます。瀬尾先生は「現地でのさまざまな体験が生徒たちの視野を広げ、人間性を高めます。自分のやりたいことを確立し、その“志”を実現するために、本校ではどんなことにもあきらめずに挑戦する姿勢を育てていきたいと考えています」と結びました。
続いて、入試広報部部長の相澤智子先生が教育内容について説明しました。同校では入学時に、入試の成績によって「特別クラス」「一般クラス」の二つに分かれます。「特別クラス」は難関国公立大学や海外難関大学への現役合格を目標としたクラスで、特別奨学生入試における特別奨学生合格者と、特別クラス合格者、そして一般入試の成績上位者とで編成されます。高校では、難関国公立大学・海外大学進学を視野に入れた「探究コース」、難関私立大学進学を目標とする「文理コース」、得意分野で大学合格をめざす「総合コース」の3コース制になりますが、中学からの内部進学生のほとんどが「探究コース」もしくは「文理コース」に進むそうです。
約300席を有する自習室はほぼ年中無休で開放され、朝7時から夜8時(中学生は6時)まで利用できます。また、「紳士教育」として、中2・3対象の「いのちの授業」を通した性教育も実施されています。行事も多彩で、中学入学直後に開催される強歩大会に始まり、筑波山登山などが展開されています。
さらに、2020年3月よりMicrosoft Showcase Schoolの認定校となっている同校では、ICTを積極的に活用し、生徒が大学や社会で即戦力となれるほどのコンピュータスキルを身につける機会を提供しています。
こうした教育の成果として、2025年春は東京大学・筑波大学などの国公立大学に10名、早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・東京理科大学に合わせて38名が現役で合格しています。
木のぬくもりと都会的なコンクリートが融合した、明るい雰囲気の校舎。カフェテリアで販売されている焼きたてのメロンパンやドーナツは、生徒たちに大人気です
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