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学校説明会レポート
日本大学第二中学校
2025年10月7日(火)
多様な価値観のなかで他者を尊重して活躍できる人材を育成する
日本大学第二学園は1926年秋に誕生し、翌1927年に開校した日本大学の2番目の付属校です。戦後には新制中学校・新制高等学校となり、1949年にはそれぞれに女子部を併設しました。それから半世紀近く男女別学が続きましたが、1996年に共学化されました。
この日の説明会では、中学校教頭の折橋学先生が登壇し、校訓の「信頼敬愛・自主協同・熱誠努力」を紹介しました。「校訓に根ざし、中学生が元気でおおらかに学校生活を営めるよう、行事や日常生活を教員がサポートしています。進路についても、日本大学への進学を含めて、生徒自身が主体的に考えられるよう支援しています」と語りました。
教育方針については、「一人ひとりが多様な価値観を尊重できるようになることをめざしています。クラブは体育系・文化系ともに充実しており、それぞれが自分のやりたいことを見つけて居場所をつくり、お互いに認め合い、高め合ってほしいという思いがあります」と述べました。2026年に創立100周年を迎える同校では、これまでに大勢の卒業生を輩出しています。創立100周年に合わせて2024年度の入学者から制服の刷新が進められており、来年4月からは、中高ともに全学年が新制服を着用する予定です。
施設面では、物理・化学・生物・地学の4分野に対応した理科専門校舎があり、それぞれに専門教員が配置されています。また、美術・書道・工芸・音楽の4分野に対応した芸術校舎も設けられています。
中学段階での先取り授業は行わず、基礎の定着とその深化を重視した学習を展開します。小テストを随時実施し、「学習点検」と称した補習も行われています。英語と数学で週1コマずつある「演習」では、「基礎」と「やや応用」の2クラスに分けた習熟度別授業を実施します。過去の学年の内容までさかのぼって復習が必要な生徒には、学習支援アプリを活用した指導もしています。
登校後には朝学習があり、中1は新聞のコラムをノートに書き写し、表現力の向上をめざします。中2・3は英単語力や計算力の強化を目的とした取り組みを行っています。また、中2では“中だるみ”を防ぐため、「勉強合宿」を実施します。「自分に足りないものを見つめ直し、気持ちを入れ替える機会にしています」とのことです。そして、中3では、全員がSDGsに関する研修を受け、グループでテーマを設定して発表を行います。個人でも卒業研究の報告書をまとめるなど、探究活動にも力を入れています。
学年を超えた取り組みとしては、英語検定試験へのサポートがあります。英検®だけでなくGTECにも対応し、英検®準2級や2級の取得を希望する生徒には、英語科教員による対策講義が開講されています。国際理解を深めるプログラムとしては、アメリカ、イギリス、オーストラリアへの海外研修が実施されています。アメリカおよびオーストラリア研修は、中3から高2までの希望者が対象で、学力による選抜は行わないので、意欲があれば誰でも応募できるプログラムです。参加希望者が定員を超えた場合は、抽選により決定しますが、毎年多くの生徒が新しい文化や英語に積極的に触れる貴重な体験をしています。一方、イギリス研修は日本大学が主催する日本大学の付属校の高校生対象のプログラムで、選抜を経て参加者が決まります。より高度な語学研修や文化交流の機会が得られます。
高校では、約半数を占める外部からの入学者と、一貫生とは混合クラス編成となります。また、高2からは進路別に「人文社会」「理工」「医療」の三つのコースに分かれ、「医療コース」では医師・歯科医師・看護師などをめざす生徒に対して、近隣の病院と連携した現場体験の機会を設けています。2025年3月の卒業生の進路については、日本大学への進学が約35%、他大学への進学が約52%となっています。他大学進学希望者のうち約半数が指定校推薦などで合格した大学への進学で、早稲田大学、東京理科大学、上智大学などの難関大学への合格者もいます。
※「GTEC」は、株式会社ベネッセコーポレーションの登録商標です。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
校舎まで続く銀杏並木は杉並区の百景にも選ばれており、人気の撮影スポットになっています
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