- Top
- 学校行事/学校説明会
- 淑徳巣鴨中学校:学校説明会レポート
学校説明会レポート
淑徳巣鴨中学校
2025年10月2日(木)
「気づきの教育」を通して、生徒自身が主体的に学び、その可能性を伸ばす環境を提供
淑徳巣鴨中学高等学校は、1919年に浄土宗僧侶・長谷川良信先生が創立し、社会福祉施設を母体として発展した、中高一貫の共学校です。「感恩奉仕」という校訓の下、「自分を取り巻くすべての存在に感謝し、みずからが身につけた知識や能力を世のため、人のために生かす生き方」を重視した教育を行っています。日常生活のなかでも、あいさつや思いやりのある行動を通じて校訓が浸透しており、それは学校全体の雰囲気にも影響しています。
この日の説明会では、入試広報部長の石原克哉先生が、保護者としての視点も交えながら学校の特色を紹介しました。キャンパスは、都営三田線「西巣鴨」駅より徒歩3分、JR埼京線「板橋」駅より徒歩10分という立地です。池袋駅からのバスも渋滞が少なく、校舎の目の前まで運んでくれます。石原先生は「好アクセスは本校の大きな魅力です。距離も大切ですが、安心・安全がとても重要です」と述べました。
中学は1学年4クラスで、高校では、そこに5クラス分の外部入学生が加わりますが、混合クラスとはせず、それぞれの学習進度に応じたクラス編成が行われています。石原先生によると、このような編成にしているのは、「一貫生が中学時代に先取り学習をしているメリットを保つため」とのことです。
同校が掲げているのは、2017年度から導入されている「気づきの教育」です。これは、生徒が主体的に課題に向き合い、「自分で気づく力」を育てることを目的としています。そのキーワードとなるのが「探究型学び」「理数教育」「グローバル教育」の三つです。
まず、「探究型学び」は6年間を通じて段階的に展開されています。中1では「自分史ワーク」、中2では「職業体験」、中3では「卒業論文」の執筆、高校では「キャリア甲子園」への出場など、実践的な学びを積み重ねていきます。次の「理数教育」とは、日々の授業の中で論理的思考力の育成を重視しているということで、理系の大学・学部との高大連携も積極的に推進しています。東京女子医科大学、順天堂大学、上智大学、東京理科大学、中央大学、立教大学などの協力により、大学訪問や講義体験の機会を設けています。
そして、伝統ある「グローバル教育」としては、中3でアメリカ(シアトル)に、高2でイギリス(イギリス・コッツウォルズ)にそれぞれ約7日間の日程で行く修学旅行を実施しています。現地ではホームステイや提携校の生徒たちとの交流などを通じて、日本の“当たり前”が世界では通用しないことを実感し、多様な価値観に触れる機会となっています。
また、同校では、日々の生活のなかで生徒の行動を認める「ほめる教育」も重視しており、校内には表彰された生徒のパネルがたくさん掲示されています。ある生徒は“優しさ”で表彰され、自分の強みに気づくきっかけとなったそうです。こうした“日常的な承認”が、指導を受け入れる信頼関係の土台にもなっています。
大学進学実績も着実に伸びており、2025年は30名が国公立大学に、80名が早慶上理ICUに合格しています。模試の平均偏差値も上昇しており、今後のさらなる伸びが期待されています。
入試制度についても説明がありました。同校では1回分の受験料で複数回受験が可能です。2月3日午前の第3回スカラシップ入試では、通常の2科・4科以外に算数・国語・英語の3科目での受験も可能です。3科の英語試験は英検®3~5級程度の内容で、英検®3級取得者には80点、準2級取得者には90点をみなし得点とする制度があります。同校独自の英語試験も受験し、その得点とみなし得点のうち結果の高いほうを採用する方式です。なお、英検®2級以上を取得している場合には、みなし得点を100点とし、英語の試験が免除されます。
最後に、石原先生は「ぜひ、お子さんと一緒に本校で行う説明会にお越しください。当日は、生徒たちとも話ができるので、本校がどんな学校なのか、直接聞いてみてください」と述べ、説明会を締めくくりました。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
部活動も盛んな同校。クラシックギター部は全国大会で連続で金賞を受賞しています
◎学校関連リンク◎
◎人気コンテンツ◎













