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学校説明会レポート
淑徳中学校
2025年9月30日(火)
仏教を基盤とする心の教育で「有為な人間」に成長する
淑徳中学高等学校は、1892年に尼僧の輪島聞声(わじまもんじょう)によって設立された淑徳女学校から発展しました。中学校は1991年に、高校は1992年に共学化され、仏教の心を現代に生かす三つのL、すなわちLife(生命)、Love(愛)、Liberty(自由)を学びの土台として、進学指導を強化しています。2025年は既卒生を含めて、東京大学や東京科学大学をはじめとする国公立大学に合計80名、早慶上理ICUに138名、GMARCHに340名、海外大学に22名が合格するなど、毎年、多くの難関大学に合格者を出しています。
この日の説明会では、最初に校長の五島德之先生が登壇し、「本校の校祖である輪島聞声先生は、子どもたちに『進みゆく世におくれるな、有為な人間になれよ』ということばを残しました。それを受け、本校では、45年以上前から国際交流に取り組み、35年ほど前に共学化に踏み切りました。そして20年前からは探究学習に取り組むなど、常に新たな活動に挑戦しています」と語りました。また、五島先生は仏教を基盤とする心の教育についても説明しました。週1回の「淑徳の時間」には、身近な問題を交えながら仏教について話し、「三つのL」の理解を深めることに努めているそうです。
続いて、入試広報担当・教頭の酒井健弥先生が教育内容について語りました。中学には、最難関大学や医学部医学科をめざす「スーパー特進東大選抜」と、基礎学力を充実させて多様な進路を実現する「スーパー特進」の2コースが設置されており、進級時には、学内で行われる実力テストや定期テスト、日々の提出物、学習姿勢などを基に、コースの入れ替えを実施しています。そして、高校では、この2コースに「特進選抜」「留学」の2コースが加わり、4コースとなります。このうち30年以上の実績を誇る留学コースの生徒は、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドにある約40の提携校のなかから1校を選び、1年間の留学を行います。留学期間中は現地校で単位を取得するため、高校は3年間で卒業可能です。
一方、同校では、自立的な学習習慣の確立を目的として、毎週火曜と木曜は部活動を行わず、その代わりに「放課後学習」を実施します。それに加えて週末には主要科目を中心に課題が出されます。1週間の授業内容を定着させるためです。さらに週1回の確認テストで学力をしっかり身につけていきます。そして、確認テストでの間違いは「やり直しノート」で復習し、担任に提出します。酒井先生は「この学習サイクルは、着実に力をつけると同時に、生徒の学習意欲や心の状態を推し量る意味でも非常に大事です」と話します。
そのほかにも、定期試験の1週間前から設定される「集中ゼミ」、指名制・希望制の放課後補習、夏期講習などが開講されます。また、高2・3を対象とした校内予備校「淑徳アドバンス」では、大手予備校の講師による集団授業や、卒業生による個別指導を受けることができます。さらに今年度からは、推薦入試に対応したプログラムも開始されました。一方、中学生を対象とした「淑徳プラス」も新設されています。これは、ふだんの授業の補習から大学受験を見据えた応用までを扱う、個別指導または、5人程度の生徒に対する少人数授業です。このような手厚いサポート体制について酒井先生は「本校は学内で、受験勉強を含む学習を完結させることを目標としています。難関大学に合格している生徒のほとんどは、これらの制度を活用していました」と語りました。
最後に、2026年度入試についての説明がありました。「スーパー特進東大選抜入試」については、これまで実施されていた2月5日午後の入試がなくなり、2月1日・2日・3日のそれぞれ午後の実施となります。なお、「スーパー特進入試」は、2月1日・3日のそれぞれ午前に行われます。
東武東上線「ときわ台」駅より徒歩約15分、都営三田線「志村三丁目」駅より徒歩約15分。登下校時は「ときわ台」駅、JR「赤羽」駅、西武池袋線「練馬高野台」駅から、無料のスクールバスが運行されています
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