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学校説明会レポート
東京都立立川国際中等教育学校
2025年9月4日(木)
国際教育と探究活動を推進し「国際社会で貢献できるリーダーの育成」をめざす
「国際社会で貢献できるリーダーの育成」を教育理念に掲げる東京都立立川国際中等教育学校は、2008年の開校以来、学力と人格をともに高める教育を実践しています。英語教育をはじめとする国際教育に特に力を入れており、都立校のなかでも特色ある存在として注目を集めています。海外帰国・在京外国人生徒枠を設けていることも特徴の一つです。
この日のオンライン説明会では、最初に、校長の横田雅博先生が「本校では、『立志の精神』『共生への行動』『感動の共有』を柱として、『国際社会に貢献できるリーダーの育成』をめざしています」と話しました。生徒の成長段階に応じて、1・2年生(中1・2)をBUILD期、3・4年生(中3・高1)をCHALLENGE期、5・6年生(高2・3)をCREATE期と位置づけているとして、それぞれの時期にふさわしい学びの枠組みを示しました。
続いて、同校の特徴的な四つの学びについて紹介がありました。一つ目の「立国LEADERプログラム」は、「総合的な学習の時間」と「総合的な探究の時間」を中心とした探究プログラムです。「社会課題探究」「理数探究」「地域提案型探究」の分野から、生徒自身の関心に沿ってテーマを選び、探究活動を行います。1年生では探究の手法や教養を身につけ、2年生では職場体験を通じて企業が抱える課題の解決に挑戦します。3年生では4・5年生で取り組む研究の計画書を作成し、4・5年生ではそれに基づいて探究活動を進め、論文にまとめます。授業はゼミ形式で行われ、教員が手厚くサポートします。
二つ目の「立国ランゲージ・ラーニングプログラム」は、英語教育と国際交流を柱としています。14名の専任教員と8名の外国人講師が在籍する同校の英語科では、前期課程(1~3年生)において、3年間で標準的な時間数より140時間多く英語を学習します。習熟度別の授業ではチームティーチングを採用し、エッセイライティング指導による発信力の強化や、洋書の多読にも力を入れています。また、各種英語検定試験の受験が推奨されています。1~4年生はケンブリッジ英検を、5年生はTEAP(アカデミック英語能力判定試験)をそれぞれ受験して、大学進学に活用するように指導しています。なお、英検®については、卒業までに全員が準1級を取得するのが目標です。
授業で培った英語力を実際に活用する場もたくさんあります。1年生ではTOKYO GLOBAL GATEWAYで英語を使った体験型学習に取り組みます。2年生では福島県のブリティッシュヒルズで英語漬けの合宿を行い、語学力を磨きます。3年生では紫翠祭(文化祭)で英語劇に挑戦し、5年生では「オーストラリア・スタディー・ツアー」に全員が参加します。現地の文化に触れたり、人々と交流したりして、英語を実践的に使う力を高めるのです。このほかにも、希望者を対象とした「米国サイエンス・アカデミー」「シンガポールグローバルリーダー研修」(3・4年生)、「カンボジア・ボランティア巡検」(1〜5年生)も実施しています。
三つ目は、進路の選択肢を広げる「立国リベラルアーツ」です。高校受験のない環境と、早期から英語力を養う学びが、生徒一人ひとりの進路の幅を大きく広げています。そして、四つ目の「立国キャリアガイダンス」とは、「学校を軸足に 目標を高く 最後まであきらめない」をモットーに、面倒見の良い指導で生徒の志望大学への進学を後押しするものです。その結果、2025年春は東京大学の合格者数(現役6名、既卒1名)が過去最多を記録しました。最後に横田先生は、「本校では、部活動も活発で、たくさんの“わくわく”に出合えます。6年間を通して、仲間と共に知識を深め、多様な価値観に触れながら、みずから考え、行動する力を育んでいきます。ぜひ、みなさんの進学先の一つとして検討してください」と結びました。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
探究的な学びの拠点「ラーニング・コモンズ」には、図書館、対話コーナー、マルチメディア室、視聴覚ホールの機能が集約されており、探究的な学習のプロセスが一つのフロアで完結するようになっています
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