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学校説明会レポート
開明中学校
2025年9月2日(火)
生徒に寄り添うていねいな進路指導
共通の目標は「国公立大学をめざす」
開明中学校・高等学校は、1914年に創立した共学の進学校です。創立100周年の際には、免震構造を備えた校舎への建て替えを行い、今年はグラウンドの人工芝を張り替えるなど、施設の充実にも力を注いでいます。
入試広報部長の古庄誠先生から、初めに「スーパー理数コース」「理数コース」の2コース制についての説明がありました。「発展・応用につなげるコースと、基礎を着実に学ぶコースなので、優劣ではなく学び方の違いと考えてください」とのこと。文系・理系を問わず、理数の素養を養うという学校創立時からの考え方から、こうしたコース名となっていますが、全員が理系に進むわけではなく、文系志望の生徒もいます。「国公立大学をめざす」という目標は共通です。
2025年度は、既卒生を含めて140名が国公立大学に合格しました。「スーパー理数コースからだけでなく、両コースから合格しています」と古庄先生は強調します。東京大学に1名、京都大学には18名が合格。また、多様化する大学入試制度に対応し、さまざまな体験から得た生徒の強みを生かす進路指導を行い、総合型選抜・学校推薦型選抜でも32名が国公立大学に合格しています。
名物行事「しまなみ海道夜間歩行」など
多彩な行事で「学ぶ楽しさ」を体験
同校では各学年で多彩な宿泊行事を実施しています。その様子が動画を交えて説明されました。中1では入学直後にオリエンテーション合宿が行われ、中2の「理科実習」は、同校の学びの柱である探究教育の一つです。全員で和歌山県の加太湾を訪れ、みずから設定したテーマをもとに生物を観察し、実験・発表を行います。
なかでも名物行事といえるのが、中3の卒業記念として行われる「しまなみ海道夜間歩行」です。広島県生口島から愛媛県今治市まで、約43㎞のしまなみ海道を14時間かけて歩くこの行事について、古庄先生は「夜通し歩き、夜明けの朝日が昇るころにゴールしたとき、生徒の胸には感動がこみ上げるようです」と話します。保護者も協力し、生徒のために豚汁やおにぎりを用意してくれます。「思春期で親子の会話が減り、ふだんの様子がわからなかったが、家では見られない姿を見て、子どもの成長を実感できた」と話す保護者もいるとのことです。
修学旅行の行き先は中3が沖縄、高2が北海道です。体育大会は京セラドーム大阪で開催。高1の希望者を対象とするシドニー語学研修には、今年は100名以上が参加しました。
古庄先生は、「学校としていちばん大切にしているのは、『学ぶことは楽しい』と思ってもらうことです。学習だけでなく、中高6年間で楽しみながらたくさんの体験をして、成長してほしいと願っています」とメッセージを送りました。

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