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学校説明会レポート
東京農業大学第一高等学校中等部
2025年9月11日(木)
今年度より完全中高一貫校に
6年間で夢の創造と実現をめざす
東京農業大学第一高等学校は、1950年に東京農業大学の付属校として開校しました。2005年に中等部を併設してから20年を迎えた今年度からは、高校での募集を停止し、完全中高一貫校へと移行しました。
この日の説明会の冒頭、校長の幸田諭昭先生は、同校の教育理念「知耕実学」について、「『実学』とは、本物に触れて学ぶことです。五感で体感し、仮説を立て、実証し、考察・判断して表現するという思考のプロセスを繰り返して、生徒たちの思考力や創造力を伸ばしていきます」と述べました。
同校では、こうした学びを通して非認知能力を育て、教育目標である「夢の創造と実現」へとつなげています。また、「共創し、新たなステージへ」というスローガンの下、学校生活では生徒たちが協働して取り組む場面が増えているそうです。
多彩な教育プログラムを整え
「知耕実学」の学びを実践
具体的な教育内容については、入試広報部長の赤井郷巳先生が紹介しました。それによると、中等部では基礎学力の確立を重視し、補習や講習などのサポート体制も充実させているとのことです。「学年が上がるにつれて、生徒たちは自主的に学ぶ『自走』の姿勢を身につけていきます」と赤井先生が話すように、校内には卒業生チューターが常駐する自習室や、多目的に利用できるラウンジなど、自学自習を支える環境が整っています。
「知耕実学」の理念に基づいた体験型の授業や行事が多いのも、同校ならではの特徴です。たとえば、中1の理科では週4コマの授業のうち半分以上を実験に充てています。また、隣接する東京農業大学と連携し、田植えから稲刈りまで、米作りの一連のプロセスを体験する「稲作体験」も実施しています。宿泊行事も多彩で、中1では北海道での「自然体験研修」、中2では奈良・京都での「歴史探訪研修」、中3では全員でシンガポール・マレーシアを訪れる「海外修学旅行」がそれぞれ実施されます。高校でも「広島平和研修」や、生徒が企画・運営する「共創型国内修学旅行」など、さまざまな学びの機会があります。
さらに、「リベラルアーツ」「探究・研究」「国際教育」の3本柱によるプログラムも推進しています。放課後には幅広い教養を培う自由参加型の「一中一高ゼミ」を開講しており、中1から高1までの生徒が自分の興味・関心に沿ったテーマで取り組む「課題研究発表」は、進路を考えるきっかけにもなっています。シアトルの企業を訪問する機会もあり、短期・長期の留学制度も整っています。こうした海外体験を通して、生徒たちは国際的な視野を広げています。
赤井先生は「本校では、確かな学力を養うとともに、将来、社会で活躍できるよう、夢を育むことにも力を入れています」と述べ、説明会を締めくくりました。
2023年に完成した2号館には、自習室や広々とした「ラウンジ」を整備。図書館や理科実験室を備えた新校舎も来年秋に竣工予定です
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