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学校説明会レポート
国府台女子学院中学部
2025年9月8日(月)
2026年に創立100周年を迎える
仏教精神を礎とする女子伝統校
千葉県市川市の文教地区に位置する国府台女子学院は、2026年に創立100周年を迎える県内有数の女子進学校です。浄土真宗本願寺派の宗門校として、「敬虔・勤労・高雅」の三大目標を掲げ、互いを思いやる優しい心や、しっかりした自己を確立するための「仏教を基盤とした教育」を実践しています。そして、生徒一人ひとりが思い描く将来を実現する力を養う「女子一貫教育」を教育の柱としています。
この日の説明会では、最初に、学院長の平田史郎先生が同校の教育理念と進学実績について説明しました。2025年3月の高等部卒業生の4年制大学への現役進学率は約90%だったとのことです。以前は文系学部への進学者が多数を占めていましたが、近年では理系学部の志望者が増えています。その背景について平田先生は、「多くの生徒は、みずからの将来を展望し、子育てが一段落した後は再び社会に貢献したいと考えています。そのために有利となる資格、たとえば薬剤師免許の取得をめざし、薬学部進学を希望する生徒も増えています」と話します。実際、2025年春は、東邦大学(12名)や東京理科大学(3名)などの薬学部への現役合格者が多く出ています。
男女共同参画社会で
活躍する女性を育成
こうした実績を支えているのが、女子校ならではの教育環境です。同校では、一般に女子が苦手としているとされる数学・理科について、こつこつと力を積み上げられるような授業を展開しています。学院祭(文化祭)や運動会での力仕事も、すべて自分たちで取り組みます。平田先生は「男女がいることで、大人の社会の縮図ができる共学校よりも、女子校のほうが、男女共同参画社会のなかで積極的に活躍できる女性を育てられると考えています」と強調しました。
続いて、中学部副学院長の井上卓也先生が学校生活と入試について説明しました。中学部では、入学時に購入するiPadを授業や課題の配信などに活用しています。朝礼時には、漢字・計算・英単語の小テストをそれぞれ週1回実施し、ふだんの学習習慣の確立と基礎学力の定着を図っています。中3では、中2での定期試験と模擬試験の成績上位者を対象とした「選抜クラス」が1クラス設けられます。高1では「普通クラス」「選抜クラス」「美術・デザインコース」の三つに分かれます。「美術・デザインコース」以外の生徒は高2から「理系私立大学対応」「文系私立大学対応」「理系国公立・難関私立大学対応」「文系国公立・難関私立大学対応」の4コースに分かれて、希望進路に応じた学びを深めていきます。
最後に、2026年度の入試についての説明がありました。12月1日午前に実施される推薦入試では、英検®3級以上の取得者に対して、合計点に20点が加点されることになりました。詳細は学校ホームページをご確認ください。
同校の中心的施設となる図書館。6万冊近い蔵書を誇り、理科系・文科系に分かれた調べ学習のコーナーも設けられています
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