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学校説明会レポート
富士見丘中学校
2025年9月11日(木)
一人ひとりに寄り添うていねいな教育で、英語力とグローバルな探究力を育成
「忠恕」の心を持った「国際性豊かな若き淑女の育成」をめざす富士見丘中学高等学校は、生徒一人ひとりに寄り添った、面倒見の良い女子教育を実践しています。
この日の説明会では、最初に校長の吉田晋先生があいさつに立ち、「女子校は、生徒たちにとって異性を気にすることなく堂々と思い切った発言ができる恵まれた環境です。近年ではAIの発達により世の中がめまぐるしく変化しています。本校では最新技術を積極的に取り入れ、正しい使い方を自分のものにしていく教育活動を行いながら、英語をツールとして、世界で活躍できる女性の育成をめざします」と述べました。
続いて、教育内容について、教頭の佐藤一成先生が説明しました。今春は早慶上理ICUに28名が合格し、昨年は50名だったGMARCHには、1.5倍の78名が合格したとのことです。佐藤先生は「6割以上は、総合型選抜や学校推薦型選抜での合格です。このような形式の入試で実績を残すには、中高時代に机上の勉強をするだけでなく、さまざまな経験を積むことが重要です。その点、本校では長年、探究学習に力を注いでいます。それが実績に表れていると思っています」と話します。
その探究学習の中心は、中1から高2までの5年間をかけて取り組む「自主研究5×2」です。生徒は1年ずつ、自分で決めた研究テーマに取り組み、その成果を発表します。研究は継続でき、なかには5年間一つの研究に取り組み、テーマを“深掘り”する生徒もいます。さらに研究を続けるために、それができる大学に進学する例もあるそうです。また、「グローバルスタディ基礎」(高1)と「グローバルスタディ演習」(高2)では、国際的な社会課題をグループで研究します。集大成となる「グローバルスタディ演習」では、「海洋と地域経済」「環境とライフスタイル」「災害と都市生活」の三つのテーマから自分の関心のあるものを選び、大学とも連携したプロジェクト学習に挑みます。高2の12・1月には選んだテーマに合わせて台湾、マレーシア、グアムのいずれかにフィールドワークに行き、帰国後の2月、その成果を英語で発表します。
ICT教育にも力を入れています。全生徒がノートパソコンを所有し、授業でのプレゼンテーションなどに活用しています。さらに、2024年度より、文部科学省による高等学校DX加速化推進事業である「DXハイスクール」に認定されたことを機に、3Dプリンターを導入しました。生成AIにより、ものづくりがどのように変化しているかを体験的に学びます。
英語の4技能教育について説明したのは、英語科主任の田中裕樹先生です。同校には9名ものネイティブ教員が在籍し、指導目標・進捗状況・学習効果を日本人の英語科教員と共有しながら「新旧融合型の英語教育」を実践しています。その特徴は、英文法・長文問題のプリント学習や単語テストなどの「従来型の取り組み」と、「アクティブラーニング型の授業」とを車の両輪として基礎力を充実させ、4技能をバランス良く伸ばしている点です。たとえば、中2~高2が対象の「Online Speaking」では、1対1で30分間のレッスンを受けた後、話せなかった内容や理解できなかった表現を「自己評価シート」に記録し、辞書などで調べて英語で記入します。また、毎週末の課題「週末エッセイライティング」では、中1は日記を、中2以上は英検®準2級~2級レベルのトピックについてのエッセイを書きます。生徒から集めた「自己評価シート」やエッセイは、日本人の教員とネイティブの教員とが2人で添削し、ていねいな解説や講評を添えて返却します。
最後に、教頭の白鶯訓彦先生から入試の説明がありました。同校では、多様な生徒を受け入れるため、一般入試・WILL入試・英語資格入試・グローバルアスリート入試・国際生入試などさまざまな選抜方法を設けています。白鶯先生は「自分の得意分野を生かせる入試に挑戦してください」と述べ、説明会を締めくくりました。
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