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学校説明会レポート
狭山ヶ丘高等学校付属中学校
2025年9月5日(金)
自学自習の徹底と探究活動を通じて、確かな学力と人生を豊かに生き抜く人間力を育成
学校法人狭山ヶ丘高等学校は1960年に埼玉県入間市に開校しました。その教育理念を引き継いで付属中学校が創設され、中高一貫教育を開始したのは2013年のことです。
この日のオンライン説明会の冒頭、渉外部長の渡邉圭輔先生は、「本校では、周囲の人々や社会に貢献できる、『自律した人材』の育成をめざしています。そのためには、人生において大切なこと、なすべきことをみずから考え、率先して学び続ける自学自習の姿勢が必要です。生徒には、本校での学びを通して自己理解や社会理解を深め、人生を豊かに、そしてたくましく過ごしていくための力を培ってほしいと考えています」と述べました。
その実現に向けて、同校では中高6年間を2年ずつ3期に分けて学習指導を行っています。まず、中1・2の「基礎力充実期」には、学習習慣を徹底的に身につけます。また、英語・数学・国語・理科・社会の授業時間数を標準より多く確保し、朝ゼミや小テストで生徒一人ひとりの習熟度をていねいに確かめながら、基礎学力の定着を図っています。次の中3・高1の「学力錬成期」には、豊富な授業時間数を確保し、無理のない先取り学習を実施します。定期テストのほか、校内実力テストも実施し、Plan・Do・Check・ActionのPDCAサイクルを実践することで課題解決力を養います。そして、仕上げである高2・3の「進路実現期」には、ガイダンス・面談・個別指導をていねいに行うとともに、生徒一人ひとりに寄り添って受験プランの検討を進めます。また、高2からはクラスを文系・理系に分け、高3では演習中心の授業を展開して実戦力を高めます。
高校では4コースを設置しており、付属中学校の生徒は基本的に最難関国立大学への現役合格をめざすⅠ類(難関国立進学コース)に進学します。狭山ヶ丘高等学校の直近3年間における4年制大学への現役進学率は87%前後と高水準です。国公立大学への進学者は12~13%で、付属中学校出身者に限れば約30%に上ります。渡邉先生は「東京大学へもこの3年間で4名の合格者を輩出しています。すべて現役で、そのうち3名が付属中学校の出身者です。2024年に実施された学力推移調査においても、付属中学校の生徒の学年平均偏差値の上昇率は、中1・2がともに1都3県で1位、中3が埼玉県で4位でした。こうした結果は、本校の教育と生徒たちのたゆまぬ努力が着実に実を結んでいることの表れだととらえています」と胸を張りました。
「本物」の力を養成する学習支援体制も、好調な進学実績を支えています。朝ゼミ・放課後ゼミ・夏期講習・冬期講習・英検®対策講座などを開講しているほか、放課後には中学生専用の自習室を開放し、落ち着いて学習できる環境を整えています。さらに、教育のICT化を進め、オンライン上でゼミを開講したり、生徒が各自のスタイルに合わせて24時間いつでも勉強できるよう、自主学習ツールとなる学習支援アプリを導入したりしています。
探究活動も重視しており、自己理解や社会理解を深めるとともに、将来についてじっくり考える機会としています。専用農園で土づくりから収穫までを体験する農作業(中1・2)や、中学で毎年行う軽登山では、協働して一つの目標を達成する経験をすると同時に自然の大切さを学び、心身の成長を促します。このほかにも「食」「SDGs」をテーマにした調べ学習や理科実習、校外学習などを通して多様な角度から学びを深めます。中3では生徒一人ひとりが各自の興味に沿ったテーマを設定し、4000字以上の研究レポートにまとめてポスターセッションという形で発表します。
最後に中学入試について説明がありました。2026年度から資格検定優遇制度が導入され、英検®・漢検®・数検®で4級以上を有する受験生には資格級や受験科目数に応じた加点があります。渡邉先生は「資格取得に向けて長期間にわたって積み重ねてきた努力を、受験でもぜひ活用してください」と受験生にエールを送り、説明会を締めくくりました。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
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