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学校説明会レポート
金沢学院大学附属中学校
2025年7月24日(木)
集中して学べる寮を完備し、「学びの三層構造」で確かな学力を育成する
金沢学院大学附属中学校は、2022年春、北陸最大級の私立総合大学である金沢学院大学の系列校として開校しました。以前からある附属高等学校とは別に、学校と塾が連携した学習システムを導入した独自メソッドによる中高一貫教育を実践するなど、既成概念にとらわれない新進の教育法を積極的に取り入れています。
この日のオンライン説明会で副校長の松原肇先生は、「本校が位置する石川県金沢市は非常に自然豊かな歴史・文化の町です。『勉強日本一 部活も日本一』というスローガンの下、生徒たちには学習や部活動に伸び伸びと打ち込んで、人間的な成長を遂げてほしいと願っています」と話しました。
次に、教頭の西念佑馬先生が教育内容を説明しました。同校は中高一貫体制の下、「特進コース」「総合コース」の2コースに分かれ、授業はコースごとに異なるカリキュラムに沿って展開されます。難関国立大学・医学部・難関私立大学への進学を目標に掲げる「特進コース」では、週37コマという余裕のある授業時間数を確保し、英語・数学を中心に先取り学習を実施します。その進度は速く、中2の3学期までに中学の内容を、高2終了時までに高校の内容を学び終えます。一方、金沢学院大学までの10年一貫教育を前提とする「総合コース」では、週30コマの授業時間数を設定しています。次世代のリーダーに必要な深い教養を身につけるため、バランスの取れたカリキュラムとなっています。また、原則として全員が部活動に参加し、選手や指導者として実績のあるトップクラスのコーチ陣による質の高い指導を受けているのも特徴です。
なお、附属中学校の生徒は中学卒業後、原則として金沢学院大学附属第二高等学校(2026年4月開校予定)に進学することになります。西念先生は「『特進コース』と比べると『総合コース』は教養重視のカリキュラムが設定されていますが、『総合コース』からでも他大学の受験は可能です」と補足しました。「総合コース」から他大学を受験する場合は、高2以降では文系・理系に分かれ、週に32コマの授業を受けます。
同校は、「学力を徹底的に伸ばす」「一人も取りこぼさない」の二つを合言葉に教職員が一丸となり、「授業」「校内塾」「寮内学習」の三層構造による学習支援を推進しています。「授業」は「考えることを楽しむ」というコンセプトの下、中高で連携したカリキュラムに基づく探究的・共創的なスタイルで行われています。学びを楽しむ工夫が随所に盛り込まれているのが特徴です。放課後の「校内塾」では地元塾と連携し、発展講座や、授業進度に合わせた復習講座が開講され、「わからない」を「わかる」に、「わかる」を「できる」に導きます。「寮内学習」は、担当教員が当番制で学習指導に当たるもので、金沢大学の医学類や金沢学院大学の教育学部の大学生チューターによる個別指導も行われています。
「ともに暮らし、ともに学ぶ」環境を整えた生徒寮「中学清鐘寮」では、規則正しい生活習慣を身につけ、友情を育みながら、生徒の才能・自主性・協調性を最大限に伸ばすことを目標に掲げています。入試広報課の飯高登起康先生は、「わかりやすく表現すると、『家庭教師つきの寮』です。本校は全寮制ではないため、入学が決定した後に入寮をご検討していただく流れになります」とも説明しました。2025年の入寮状況は、中134名、中226名、中339名、高111名の合計110名です。全国各地の出身者がいて、談話エリアでは生徒同士でくつろぐ姿も見られるそうです。
2026年度に石川県外で実施する入試は、1月5日の入試Ⅰ(東京・愛知・京都)と1月24日の入試Ⅱ(東京)の2回です。入試での得点率に応じて認定された「学業成績特待生」と、部活動での活躍が期待される「スポーツ特待生」は、授業料等が免除されます。詳細は募集要項をご確認ください。
中学校舎から徒歩約15分の場所にある「中学清鐘寮」は、冷暖房・Wi-Fi完備の完全個室です。そのほか、人工芝の野球場と全天候型舗装トラックの陸上競技場からなる金沢学院グリーンフィールドⅢなど、運動施設も充実しています
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