受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

穎明館中学校

2025年9月8日(月)

基礎力を重視した段階的な学びで、国際社会に羽ばたく真のリーダーを育てる

 穎明館中学高等学校は今年で創立40周年を迎えました。校名の由来でもあるExperience(経験)、Morality(道徳)、Knowledge(知識)の三つ(E.M.K.)が教育の柱で、開校当初から「国際社会に羽ばたく真のリーダーの育成」に力を注いできました。生徒たちは、八王子市の緑に囲まれた広大なキャンパスで、生き生きとした学校生活を送っています。

 この日の説明会では、冒頭で、校長の橋本好広先生が夏休みから新学期を迎えた現在までの生徒の様子について紹介し、校歌を独唱しました。そして、「本校の教育理念が凝縮された校歌は、1番・2番ともに『穎明館こそわが誇り』で締めくくられています。6年間、穎明館生として誇りある学校生活を送り、卒業後も母校に誇りを持ってほしいと思います。今日が皆さんと本校との良き出会いの一日になることを願っています」と語りました。

 続いて、入試広報部長の庭山真理子先生から、同校の教育と学校生活について説明がありました。中1から高3までの各学年は5クラス編成で、中3からは基礎を固める「スタンダードクラス」(4クラス)と、発展的な内容を学ぶ「アドバンストクラス」(1クラス)に分かれて授業が行われます。中3の夏休み明けには「高校入学準備テスト」を実施して、全員が中学レベルの学力を確実に身につけてから高校に進学します。高1からは教科ごとに習熟度別の少人数クラスに分かれて学ぶ「グレード別授業」により、生徒一人ひとりに合った学びが展開されます。

 また、同校では、基礎力を重視しながらも、生徒たちの自己実現に向けて段階的に学ぶ綿密なプログラムを展開しています。「本校では中1・2で中学の内容を学び終え、中3から高校に内容に入ります。そのために重要な役割を果たすのが『EMK未来サポート』です」と庭山先生は説明します。これは、放課後学習支援システムのことで、中1・2は原則全員登録(必修登録)、中3以降は希望者登録です。ここでは授業とは別に、週1回英語と数学の小テストを受けますが、これは授業で習った知識の確実な定着を図るためです。「EMK未来サポート」は放課後だけでなく朝7時10分からも利用可能で、生徒たちはこのシステムを活用しながら、学習計画の立て方、質問力、集中力を身につけていきます。庭山先生は「中1・2の段階で学習習慣をしっかりと身につけることが一番の目的です。高2の3学期から受験準備が本格化しますが、その時点で、自分で学ぶ力がある生徒の多くは、学校をうまく活用しながら第一志望に合格しています」と語りました。

 一方、国際的な視野を持った生徒の育成も大きな目標の一つとして掲げる同校では、グローバル教育も充実しています。中1・2では英語の授業を週7コマ実施していますが、そのうち1コマは外国人講師による少人数制の英会話です。高1では全員が約2週間の「USA・カナダ体験学習」に参加し、現地校での授業やホームステイを経験します。さらに高2ではオンライン英会話、高1の希望者は第二外国語・英会話講座を受講することもできます。そのほかにも、イートンカレッジサマースクール(中3~高2希望者対象)、チェルトナムカレッジサマースクール(中3~高2希望者対象)など、多彩な国際交流プログラムが展開されています。

 最後に、2026年度入試についての説明がありました。2025年度と同様、2月1日午前・午後、2月2日午前・午後、2月4日午前の計5回が実施されます。なお、募集人数は1日午後の第2回が30名から40名に、4日午前の第5回が30名から20名に変更されます。詳細は募集要項をご覧ください。

イメージ写真 JR中央線・中央本線、京王高尾線「高尾」駅 南口より京王バス3番乗り場「館ヶ丘団地」行乗車約15分、「穎明館高校前」下車徒歩3分。同2番乗り場「穎明館構内」行乗車約10分(朝のみ)、「穎明館高校前」下車徒歩3分。JR横浜線・相模線、京王電鉄相模原線「橋本」駅からはスクールバスで約25分。約4万坪の広大な敷地に充実した施設がそろいます

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