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学校説明会レポート
茗溪学園中学校
2025年7月30日(水)
多様性のなかで「知性・感性・自立心」を磨き、寮生活で「生きる力」を培う
茗溪学園は、筑波大学の前身である東京教育大学の同窓会「茗溪会」によって、1979年に創立されました。人類ならびに国家に貢献しうる「世界的日本人」の育成をめざし、開校当初よりグローバル教育を推進してきた同校では、正しい選択力、決断力、たくましい実行力、豊かな心を重視した全人的・総合的教育を実践しています。
この日のオンライン説明会の学校紹介を担当したのは、入試広報部の古川佳奈先生です。茗溪学園では、「自分自身と他者、そして社会のウェルビーイングの実現をめざし、多様化する世界を力強く、しなやかに生き抜く人材の育成」をスクールミッションに掲げています。古川先生は「すべての教育カリキュラムはこのミッションの達成を目的とするものです。大学受験をゴールとせず、生涯にわたって学び続ける姿勢を育てています」と語りました。
同校は創立以来、海外からの帰国生を多く受け入れいます。中学・高校を合わせた生徒数は約1640名ですが、そのうち約330名が帰国生です。さらに、現在約50名の留学生を受け入れています。そのため、帰国生を対象とした英語特別クラス(EEC)や、日本語や日本の授業に自信のない生徒向けの放課後の学習サポート教室(OASIS)を設置し、それぞれの学習ニーズに応じた支援を行っています。留学制度も充実しており、長期・中期・短期のプログラムから目的に合わせて選択できます。高2では全員が海外研修に参加し、国際感覚を養います。
2011年からは文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校として、理数系教育にも力を入れています。学びの中心となるのは「個人課題研究」で、生徒は自然科学だけでなく、社会科学や人文科学を含む幅広い分野から研究テーマを選び、約1年半かけて調査・研究します。その成果は「17歳の卒論」としてまとめられ、筑波大学の教授をはじめとする専門家の前でプレゼンテーションを行います。
中学は2コース制(1学年240名)で、「茗溪ジェネラル(MG)クラス」が4クラス、「アカデミア(AC)」が2クラスあります。より深い学びを重視するのが「ACクラス」で、数学では定義に基づいて定理や公式の成り立ちを考察する、英語では多義語の文脈に応じた意味を探るなど、思考力を養う授業が行われています。一方、基礎・基本を徹底し、幅広い分野の学びを重視するのが「MGクラス」です。高校では、さらに「国際バカロレア(IB)クラス」(2クラス)を加えた3コース制となり、日本の高校卒業資格に加え、国際的な大学入学資格である国際バカロレアの取得もめざします。
文武両道を掲げる同校では、男子はラグビーを、女子は剣道を校技としています。ラグビー部は中学・高校ともに全国レベルの実績を誇ります。また、学校行事も充実しており、6月に開催される桐創祭(文化祭)は多くの来場者でにぎわいます。
こうした多様で豊かな学びを支えるのが、茗溪学園寮「Meikei Dorm」です。留学生を含め、国内外からさまざまなバックグラウンドを持つ生徒が集まっています。中学・高校の生徒のうち寮生は約18%です。寮では夜間は寮長・ハウスマスター・看護師(住み込み)、昼間は寮母と日直(非常勤)が管理しており、サポート体制が整った環境のなかで、仲間と切磋琢磨しながら集団生活を送っているそうです。
最後に、入試担当主任の青柳良先生から、入試についての説明がありました。中学入試は11月15日、12月20日、1月11日、1月24日の計4回で、面接はすべてオンラインで事前に行われます。11月15日の国際生特別選抜は、英語を含む「A方式」と、国語・算数の「B方式」があります。A方式は、AC入試では国語・算数・英語、MG入試では英語・日本語作文で、A方式での合格者は英語特別クラス(EEC)に入ることができます。また、「ACクラス」から「MGクラス」へのスライド合格制度もあるとのことです。さらに、AC入試・MG入試とも合格したら必ず入学するという確約が必要となる推薦(専願)方式があります。それぞれの入試での受験資格は、募集要項にてご確認ください。
JR常磐線「ひたち野うしく」駅、つくばエクスプレス「研究学園」駅からキャンパスまで直通のスクールバスを運行。そのほかのスクールバスのルートとして、守谷・戸頭方面、坂東・水海道方面、石下・東光台方面、下館・北条方面、江戸崎・阿見方面の5路線があります
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