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学校説明会レポート
桐光学園中学校
2025年7月7日(月)
高校創立50周年を迎える2028年に向けて、最高水準の教育を提供する新校舎を建築中
桐光学園中学校・高等学校は、広大な敷地に充実した施設を有する中高一貫校で、野球、サッカー、バスケットボール、水泳などスポーツの強豪校でもあります。ホームルームクラスや授業は男女別ですが、学校行事や部活動・委員会活動は男女合同で行う男女別学校として知られます。1978年に高校が、1982年に中学校が開校しました。
この日の説明会の冒頭、校長の岡村薫先生は「わたしたちがめざしているのは、次世代のリーダーの育成です。そのためには最高水準の教育を提供しなければならないと考え、ソフトとハードの両面で、時代に即した在り方を常に模索しています」と述べました。同校が考える“最高水準”を具体化するのが新校舎です。進学棟としての機能を持たせるため、科学系特別教室や芸術系特別教室を備えるとともに、男女共用の学習スペースを多く設けて、時代に即した男女別学の完成形をめざしています。
続いて、岡村先生は、イギリスの名門パブリックスクールであるイートン校との交流、イギリスやオーストラリアの名門大学と国内大学の両方に出願できる「グローバル併願制度(UPAA)」、さらにはカナダ・オンタリオ州またはアメリカ・ロードアイランド州の高校卒業資格が取得可能な「ダブルディプロマプログラム」(高1~3対象)などについて説明しました。そして、「ぜひ一度、本校の普段の様子をご覧ください。イベントのない日でも遠慮なくお越しください」と呼び掛けました。日程が合えば、校長先生自身が校内を案内するとのことです。
続いて、入試対策部長の安達員博先生が同校の学園生活について紹介しました。最初に挙げたのは、「二人担任制・学年教員持ち上がり制」です。同校では、生徒一人ひとりに目を配るという教育方針の下、各クラスに2名の担任を配置しています。女子クラスの場合は、2名のうち少なくとも1名は必ず女性教員が担任を務めます。この教員団は6年間持ち上がりのため、生徒をよく知る教員たちがその成長に6年間寄り添い、その保護者とも深い信頼関係を築けるという利点があるそうです。生徒数が、中学校は約1200名、高校は約1800名に上る大規模校のため、「生徒一人ひとりに目が行き届くのか」という質問も寄せられるとのことですが、安達先生は「常勤・非常勤合わせて209名の教員が在籍しており、教員1人当たりの生徒人数は13.2人と、多すぎるわけではないので、子どもの悩みに十分に対応できます。何か心配事があれば、解決するまでていねいに寄り添っていきますので、安心してご入学ください」と述べました。
次に紹介されたのは、「多彩な教育プログラム」です。同校では、1年間に600を超える講習が開かれています。平日には主要教科を中心とした講習が、土曜日には、「エルガリを弾こう」「ミシンで甚平を縫おう!」といった、通常授業ではカバーできないジャンルの教養講習が多く設定されています。また、多彩な海外研修プログラムも魅力で、PBL型授業で有名なアメリカ・サンディエゴのチャータースクール「High Tech High」の教育のエッセンスが体験できる8日間の「Thinktionプログラム」(中2~高2対象)や、9日間の「ケンブリッジ大学リーダーズ研修」(中3~高2対象)など、生徒のさまざまなニーズに応える研修がそろっています。
2025年3月の卒業生のうち、国公立大学に現役合格したのは79名でした。東京大学、京都大学、一橋大学への合格者も出ています。トロント大学やシドニー大学などの海外大学にも17名の合格者が出ました。安達先生は「自分の好きなものを追い続けていけば、自然と道が開ける学校です。さまざまな選択肢がありますので、ぜひ積極的にチャレンジしてください」と締めくくりました。
蔵書約6万4000冊を誇る図書館。ブースで仕切られた自習室や長机の学習スペースも備えており、生徒は自分の学習スタイルに合わせて活用しています
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