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学校説明会レポート
獨協埼玉中学校
2025年7月23日(水)
恵まれた環境を生かし、体験を重視した学びで一人ひとりの可能性を引き出す
埼玉県越谷市にキャンパスを構える獨協埼玉高等学校は、東京・文京区にある獨協中学校・高等学校(男子校)の兄弟校として1980年に開校した共学校です。2001年には中学校を併設し、中高一貫教育が始まりました。「自ら考え判断することのできる若者を育てる」 という理念の下、一人ひとりの可能性を引き出す教育を実践しています。約8万㎡の広大な敷地に充実した施設を備え、生徒たちは伸び伸びと学校生活を送りながら自己実現をめざしています。
オンライン説明会の冒頭、教頭の酒井直樹先生は「本校では、中学入学時の成績によるコース制は設けていません。その理由は、中学・高校では、勉強に偏ることなく、部活動や学校行事、校外学習など、すべてを楽しんでほしいという思いがあるからです。中学の段階から、時間をかけて、学びたいものを探していけば、自分のめざすべき進路が少しずつ見えてくるはずです」と語りました。
中学校では、各学年で、実体験を重視した「総合学習」に1年間かけて取り組んでいます。たとえば、中1の「ネイチャーステージ」では、近隣の田んぼで田植えから稲刈りまでを行い、土と触れ合いながら日本の米作りへの理解を深めます。中2の「キャリアステージ」では、外部講師の講演や大学見学、職業体験を通して、将来について考える機会を提供します。そして中3では福祉や介護について学ぶ「ボランティアステージ」を行います。酒井先生は「中3生は、自分でアポイントを取り、ボランティア活動に参加します。こうした、普段の授業では得られない経験を重ねながら、『自分はどんなことに興味・関心があるのか』を知ってもらうのです」と説明しました。
学年やクラスを超えた交流の機会となる部活動や学校行事も大切にしています。学習サポートも充実しており、放課後には指名制補習、長期休暇中には希望制講習を実施します。昨年は新たに自習室「SLC(Self Learning Center)」を設置しました。静かな環境で集中して学習でき、常駐のチューターが質問や相談に対応します。オンラインでの利用も可能です。
力を注ぐ英語教育については、中2を対象とした2泊3日の英語漬けの宿泊行事「イングリッシュキャンプ」と、授業に取り入れている「5ラウンドシステム」の紹介がありました。「イングリッシュキャンプ」では、外国人留学生とゲームや英語劇に取り組み、「英語はコミュニケーションの道具である」という意識を育てます。一方、「5ラウンドシステム」は、音声の認識から学習を始め、1年間で教科書を5周するプログラムです。これにより英語を好きになる生徒が増えているそうです。
海外留学プログラムも多彩で、ニュージーランド、ドイツ、オーストラリア、イギリス を訪問する希望制プログラムがあります。多くの生徒が参加し、視野を世界に広げています。また、同校にはドイツ語の専任教員が在籍しており、高1から第2外国語としてドイツ語を選択できます。
高2からは文系と理系に分かれ、中高一貫生も高校からの入学生と混合クラスになります。高3では、国公立・難関私立大学をめざす「文系Ⅰ」「理系Ⅰ」、難関私立大学志望者向けの「文系Ⅱ」「理系Ⅱ」、高大連携プログラムを履修して獨協大学への推薦資格が得られる「獨協」の5コースに分かれます。外国語学部など4学部が設置されている獨協大学への進学に関しては、ほかにも多様な推薦制度があり、例年、卒業生の約2割が内部推薦で進学します。また、獨協医科大学医学部へも、同校と獨協高等学校を合わせて約10名の系列校推薦枠が確保されています。
東京ドーム約2倍の広大な敷地には、300mトラック、野球場、サッカー・ラグビー場、テニスコート7面、屋外プールなどの屋外施設と二つの体育館があります。設備は非常に充実しています
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