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学校説明会レポート
西武台千葉中学校
2025年7月16日(水)
学習活動・体験活動・部活動を柱に「武」の精神性を土台とした教育活動を展開
千葉県野田市に広々としたキャンパスを構える西武台千葉中学校・高等学校は「若き日に 豊かに知性を磨き 美しく心情を養い 逞しく身体を鍛えよ」を校訓に掲げる、共学の中高一貫校です。1986年に高等学校が、1992年に中学校が開校し、これまでに1万人を超える卒業生を送り出してきました。
この日のオンライン説明会の冒頭、教頭の池田有向先生は「知・心・体のバランスのとれた人材育成」という教育方針を紹介したうえで、学習活動・体験活動・部活動を教育の柱に据え、他者の役に立つためにみずからを律し、高めようとする強い精神力 ― すなわち『武』の精神性を土台とした教育を行っています」と語りました。
まず、学習活動のなかで、特に力を入れているのが英語です。教科書の内容を1年間に5回繰り返して学ぶ、独自の「5ラウンドシステム」を採用し、基礎力の定着を効果的に促していくのが特徴です。ラウンド1でリスニングによる内容理解を、ラウンド2で音と文字の認識一致を図り、ラウンド3で音読練習を行います。そして、ラウンド4では文法的アプローチから文章構造を読み解き、ラウンド5ではその内容を自分のことばで人に説明する「リテリング」を行います。池田先生は「この『5ラウンドシステム』の強みは、初めは“聞くだけ”“見るだけ”からスタートし、ある程度文章の内容が頭に入ったところで文法事項を学ぶため、納得感を持って知識を定着させることができる点です」と、そのメリットを語りました。
ふだんの授業以外でも、英語力を高めるための多彩なプログラムを展開しています。中1・2を対象とする「English Boot Camp」では、中1は日帰り、中2は1泊2日で、ネイティブ教員と一緒に、日本語を使わない“英語漬け”の時間を過ごします。空港での入国審査やレストランでの注文・会計など、海外生活を想定したやり取りを英語で模擬体験しますが、これは中3全員が参加する7日間の「オーストラリア・ケアンズ海外語学研修」への準備学習にもなっています。高校では7月にホームステイ(2週間~3か月)があります。「6年間を通じて体系化されたこれらの取り組みを『実用英語プラットフォーム戦略』と位置づけ、さらなる発展をめざしています」と池田先生は述べました。
次に、体験活動の具体例として紹介されたのは、「気象予報士養成講座」「手話講座」「中国語講座」といった教養講座です。なかでも「入門野田学講座」は、学校のある野田市に根ざした取り組みで、かつて水上交通の要衝であった、地元・野田市の関宿関所跡に足を運んで土地の歴史を学んだり、しょうゆの醸造でも知られる野田市の特産物である枝豆の収穫体験をしたりします。このようにフィールドワークを中心に地域の特色について知るのが特徴です。
さらに、高校では「キャリア教育の3大プロジェクト」として、「メディカル」「教員養成」「ICT未来創造」という3分野に特化した希望制の勉強会を開いています。「メディカル」では、近隣の病院見学、「教員養成」では近くの小学校での学習サポートなど、それぞれ体験型のプログラムを実施し、それを通して生徒の進路実現を後押ししています。
最後の話題は、2026年度中学入試についてです。同校では、第一志望入試、第1回入試、1科目特待選抜入試、第2回入試の全4回の入試を実施しています。1回分の受験料で複数回受験できるほか、合格の資格を保持したまま特待生をめざして再挑戦できる「Try制度」も設けています。池田先生は「成績に応じてS>A>B>Cの4段階の特待制度があります。1科目特待選抜に合格後、『Try制度』を利用して第2回入試でさらに上位の特待をめざすことも可能です。ぜひ積極的な挑戦をお待ちしています」と述べ、説明会を締めくくりました。Try制度が適用されるパターンの詳細については、募集要項をご確認ください。
「武」の精神性を追い求め、多様で柔軟な教育を実施しています。中高一貫の6年を2年ごとに「基礎期・発展期・進路実現期」に分け、学力の定着と向上に努めています
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