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学校説明会レポート
攻玉社中学校
2025年6月24日(火)
校訓「誠意・礼譲・質実剛健」の下、学力が高く芯のある「攻玉社男子」を育てる
攻玉社中学校・高等学校は、明治六大教育者の一人・近藤真琴が1863年に創設した蘭学塾から発展しました。創立から160年を超える今も、「誠意・礼譲・質実剛健」という校訓に掲げられる攻玉社精神と、「スマートで、目先が利いて、几帳面、負けじ魂」という標語をアイデンティティとしています。大学合格実績もすばらしく、2025年春は、東京大学16名、一橋大学7名をはじめ、国公立大学への現役合格者が合計63名に上ります(文部科学省所轄外の大学校を含む)。
この日、学校内で開催された説明会では、校長の藤田陽一先生があいさつに立ちました。「攻玉社」という校名の由来となる、中国の古典『詩経』の一節「他山の石以て玉を攻(みが)くべし」に触れ、「周りから刺激を受けて、お互いに切磋琢磨しながら成長していこうと考える生徒に集まってほしいと考えています。わたしたちは、生徒を『攻玉社男子』と呼んでいますが、たくましさのなかに優しさを持ち合わせた青年に成長していってほしいと願っています」と述べました。
続いて、広報企画部長の舘山圭一先生が、具体的な教育内容について説明しました。校訓「誠意・礼譲・質実剛健」は「人間性を攻(みが)く」ことと深く結びついています。校訓の最初のことばである「誠意」について同校は、「社会に出たときに信頼される人間になるため、不可欠な要素」としてとらえ、特に「自身の行動や言動に責任を持つことの大切さ」を伝えています。その象徴として、「攻玉社手帳」が挙げられました。これは、学校行事などのスケジュールや、定期試験の範囲などを記入し、自宅学習の管理をするためのオリジナル手帳です。中1・2全員に配付されるこの手帳を活用して、生徒たちは自己管理能力を磨きます。
二つ目の「礼譲」は、「相手に信頼され、好感を持って受け入れられるような礼儀を弁えた対応 」を意味します。同校ではみずから進んであいさつをする、誰にでも敬意を払うといった行動の重要性を日ごろから生徒たちに伝えているそうです。
三つ目の「質実剛健」とは、「飾り気がなく、自身の能力や役割を弁え、出来る事と出来ない事をしっかりと決められる強き心を醸成すること 」です。伝統行事でもある「耐久歩行大会」では、横浜市にある「こどもの国」で、中学生は16km、高校生は20kmを歩き、持久力や精神力を養います。
全校生徒が取り組む「黙想」も同校の特徴です。各授業開始前に姿勢を正して深呼吸をし、心を落ち着かせます。舘山先生は「大学受験の際にも、試験会場で黙想して集中力を高めたという声をよく聞きます」と話しました。また、「知性を攻(みが)く」ことは、学びと深く結びついています。同校の教育を「こどもたちの学問」と表現した舘山先生は、その理由について「学びの主体はあくまで生徒自身です。友だちや先生と対話 を重ねることによって、違った考え方を受け入れて自分の考えをさらに発展させる、グループワークやプレゼンテーションをするなど、体を使って学びを刻むといった体験を大切にしています。そして、学問の基礎は、ほかならぬ『ことば』です。自分の考えを整理するにも、考えたことを正しく相手に伝えるにも『ことば』の力が必要です。このような観点から本校の教育をまとめると、『こどもたちの学問』といえるのではないかと考えています」と述べました。
最後に2026年度入試について説明がありました。これまで2月5日に実施していた算数1教科型の特別選抜入試は「A方式」という名称に変わり、国算2教科型の「B方式」が新設されます。また、募集人員も第1回が90名、第2回が70名、特別選抜がA・B方式合計40名に変更されます。詳しくは同校のホームページでご確認ください。
東急目黒線「不動前」駅から徒歩2分という恵まれた立地。最大1500名収容可能な体育館兼講堂、最新のコンピュータを設置した情報科教室など、さまざまな施設があります
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