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学校説明会レポート
栄光学園中学校
2025年7月4日(金)
楽しむ気持ちを原動力に
他者のために行動できる人に
神奈川県鎌倉市にある栄光学園は、カトリック修道会の一つであるイエズス会によって、1947年に設立された伝統ある男子校です。“MEN FOR OTHERS,WITH OTHERS”(他者のために、他者とともに生きる)をモットーに、キリスト教の価値観を基盤とした教育活動を行っています。
横浜・はまぎんホールで開催されたこの日の説明会であいさつに立った学校長の柳下修先生は同校の卒業生です。中学・高校時代の思い出を振り返りながら「わたしが思う『良い』学校は『変てこ』な学校です。『楽しむ』という感情こそが、学びの意欲につながります。わくわくする体験を重ねることで、困難を乗り越え、人生を切り開いていく力が養われます」と話しました。
続いて、広報委員長の古賀慎二先生が授業の様子を動画を映しながら説明しました。「1学年4クラス制なので、どの科目でも、その学年の授業は1人の教員が担当します。ですから、何をどう教えるかをその教員がすべて組み立てることができます。このため、担当する教員は、生徒の興味をいかにひきつけ、本質的な学びへと導いていくかを真剣に考えるのです」と古賀先生は話します。動画では、グループで机を囲み、楽しそうに話し合っている中2の数学の授業の様子が流れました。その動画を見ながら、「生徒たちの好奇心の芽を摘むことなく、ていねいに基礎力の定着と学び合いの姿勢が身につくような環境づくりを大切にしています。そうやって、わたしたちは『自分たちで考えて挑戦することが楽しい』と思える土壌を築いてきました」と力強く語りました。
部活動・学校行事・有志活動を通じて
「自由には責任が伴う」ことを知る
学校生活については保健体育科の岡村照大先生が紹介しました。部活動は文化部・運動部ともに盛んで、ボードゲーム製作や鉄道研究などの「グループ活動」も活発に行われています。中学生は全員が何らかの活動に参加します。活動日は週2日が原則ですが、兼部する場合は「週3日」が認められています。
全校を挙げての3大行事は5月の栄光祭(文化祭)と10月初めの体育祭、そして、新江ノ島水族館から小田原城までの約33kmの道のりを、友だちと励まし合いながら約8時間かけて歩く10月末の「歩く大会」です。「大会では、下級生を補助する上級生の姿もしばしば見られ、モットーである“MEN FOR OTHERS”の精神にもつながる恒例行事といえます」と岡村先生。キャンプや聖書研究などの有志活動では、生徒が発起人となることも多いそうです。「生徒のやりたい気持ちを後押しする学校ですが、なんでもOKではありません。⽣徒たちは、⾃分たちで企画を練り、それが本当に実現できるのかを教員にしっかり伝えます。教員の了解と協⼒のうえで、⾃分たちの⼿で最後まで責任を持って取り組みます。⾃由と同時に責任が伴うことも学んでもらいたいのです」とのことばに、同校の教育方針が表れています。
同校OBの建築家・隈研吾氏が設計を監修した校舎。休み時間には屋外で体を動かす生徒も多いそうです
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