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学校説明会レポート
渋谷教育学園幕張中学校
2025年7月2日(水)
自分を知り、自分で考え
みずからの生きる道を切り開く
渋谷教育学園幕張中学校・高等学校は、東京大学をはじめとする国内最難関大学や海外大学に多くの合格者を輩出する、全国屈指の進学校として知られています。千葉市の幕張新都心に高等学校が設立されたのは1983年で、その3年後の1986年に中学校が開校しました。
この日の説明会は、同校の教育方針や学校生活を紹介する動画の上映から始まりました。「自調自考の力を伸ばす」「倫理感を正しく育てる」「国際人としての資質を養う」という三つの教育目標のうち、最も大切にされているのが「自調自考」の精神です。学習面だけではなく、学校生活のあらゆる場面で、みずからの意志で積極的に取り組む姿勢が求められます。
学習面では基礎学力の定着を重視し、英語・数学・国語・理科・社会(地歴公民)の主要教科に多くの授業時間を割いています。年度のはじめには1年間の学習計画が示された「シラバス」が配布され、「学習内容の意味や順序」「どう発展していくのか」といった学びの全体像を理解したうえで学習を進めていきます。授業の開始・終了のチャイムを鳴らさない、宿泊行事や校外学習は現地集合・現地解散とするなど、主体的に考え、行動する力を育てる工夫が随所に見られます。また、スポーツフェスティバルや文化祭といった学校行事の多くも、生徒主体で企画・運営されています。
人間関係を構築する経験が
国際人としての人間力につながる
「国際人としての資質を養う」ために、開校以来、多様な価値観を持つ帰国生や留学生を積極的に受け入れてきたのも大きな特徴です。一般生の英語力の養成においては、基礎の徹底を図るとともに、ネイティブ教員による少人数制の英会話授業などを通じて、実践的なコミュニケ―ション能力の向上にも力を入れています。
ニュージーランド・ホームステイには中3生の多くが参加します。高校ではアメリカ、イギリス、シンガポールなど複数の国で行う、希望制の海外研修プログラムが豊富にあります。
登壇した校長の田村聡明先生は、「成績や順位に一喜一憂するよりも、校外に出て多くの挑戦をしてもらいたいと考えています。生徒はとても忙しそうですが、時間管理をして目標を達成するのも『自調自考』の一環です。『やりたい』気持ちが、いちばんの原動力です」と述べ、全日本高校模擬国連大会での優秀賞受賞など、生徒たちの国内外での活躍を紹介しました。
「国際人にとって最も大切なのは、信頼してもらえる人間力です。互いに尊重し合える世界市民となるべく、本校の6年間で人間関係を構築する術を身につけてもらいたいと考えています」とのことばで、説明会は締めくくられました。
7万冊以上の蔵書を誇る図書館、人工芝のグラウンド、温水プール、二つの体育館など、充実した環境の下で、生徒一人ひとりの個性が大切に育まれています
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