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学校説明会レポート
早稲田大学高等学院中学部
2025年6月13日(金)
早稲田大学の教育理念を柱に
自分を育てる6年間
早稲田大学の前身である東京専門学校の高等予科の授業が開始されたのは1908年のことです。新制高等学校となったのは1949年で、1956年に現在の練馬区上石神井に校舎を移転しました。早稲田大学の建学の精神に基づいた一貫教育が実践されてきましたが、2010年には中学部を併設し、その対象を中学生にも広げました。
SAPIX代々木ホールで行われたこの日の説明会は、サピックス教育事業本部本部長の広野雅明先生による入試分析の後、学院長の本木弘悌先生が登壇しました。早稲田大学の三大教旨である「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」について、本木先生は「大学とは研究を深める場であり、学んだことを社会のために役立てることを考える場でもあります。そこで学び、いずれは国際社会に貢献できる地球市民になってもらいたいということです」とわかりやすく話しました。
高等学院を卒業し、所定の基準を満たせば早稲田大学への内部進学が保証されているため、同校での6年間は、旺盛な知的好奇心のおもむくままに、いろいろなことに挑戦できる「自分で自分を育てる時間」です。「どんな人物と出会い、刺激を受け、どんな経験をしていくかが大切です。自分の道を見いだすときに、可能性を広げるためには、選択肢は多いほうがよいでしょう。深く専門の学問を研究する大学を見据えた教育環境の下、個性的な仲間と切磋琢磨しながら、自分の好きなことを究めてもらいたいと願っています」とのことばで結びました。
使える英語、実験中心の理科
探究心を研究へと導くカリキュラム
続いて、教育内容や学校生活については、中学部教務主任の小川慎二郎先生が説明します。中学部は教員の目が行き届くように、1クラス30名×4クラスで編成されています。高等学院では、新しく入学する約360名の生徒と中学部からの内部進学生との混合クラスになります。
受験科目に偏らないカリキュラムが特徴です。小川先生は「グローバルな視点から、英語学習には特に力を入れています」と話しました。英語の授業のうち、1コマはネイティブ教員による英会話で、3コマはプレゼンテーションやスピーチなどのアウトプットに特化した内容です。中3からは第二外国語も学びます。早稲田大学の留学生から異文化を紹介してもらう「スクールビジット」や、希望制の海外研修など国際交流の機会も豊富です。
また、探究心を伸ばすために、中学部の理科では週4コマのほとんどに実験が組み込まれています。高等学院では自主的な研究活動が推奨されています。研究計画を立てて応募し、採択された場合、研究費用の補助が受けられる「同窓会学術研究奨励金」も設けられています。
約13万冊の蔵書数を誇る図書室、全面人工芝のグラウンドなど施設が充実しています
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