- Top
- 学校行事/学校説明会
- 日本大学三島中学校:学校説明会レポート
学校説明会レポート
日本大学三島中学校
2025年7月15日(火)
日本大学と連携した中高一貫教育で、グローバル社会で活躍する力を身につける
1958年、日本大学の正付属校として静岡県三島市に創設された日本大学三島高等学校は、2003年に中学校を開校し、併設型の中高一貫校となりました。日本大学の教育理念「自主創造」の下、「自由と規律」を重んじた教育を展開し、「それぞれのフィールドで、国際社会において指導的立場で活躍できる人材」の育成を目標に掲げています。
この日のオンライン説明会では、最初に中3の女子生徒が登場しました。「卒業生でもある母から『設備が整っていて、行事が多い』と聞き、興味を持ち、受験しました。校舎が日本大学の三島キャンパスの中にあり、大学生の様子を間近で見られるのも魅力です」と語りました。
続いて教頭の小川高明先生が、同校の教育について三つの特徴を挙げながら紹介しました。一つ目は「大学との連携」です。同じキャンパスに日本大学の国際関係学部があり、学部の教員が中学・高校で講座を持っていたり、大学生が学習の指導や行事のサポートをしたりしています。日本大学とのこうした交流は、生徒たちの学びに対する意欲を引き出す貴重な機会となっているそうです。
二つ目は、英語・数学・国語の3教科で導入されている「高校の先取り教育、早期の受験対策、少人数制授業」です。英語・数学では中高一貫校用の教材を使い、国語では高1で扱う古典分野を中3で学び終えるなど、中学の段階から高校の内容に触れながら学習を進めています。中学は1学年が2クラスで、1クラスは約25名と小規模ですが、英語と数学の授業については、そのクラスをさらに2分割して行うなど非常にていねいな指導を行っています。
そして、三つ目が「豊富な学校行事」です。中1では入学後にまず、三島市内を巡りながらレクリエーションを通じて仲間との交流を深める「宿泊研修」が実施されます。中2・3は、グループで旧東海道を芦ノ湖まで16km歩く「箱根遠足」に臨みます。ネイティブ教員やサポートをする大学生たちと行動を共にしながら、仲間との絆を深めます。このほか、中1では松崎の海での「臨海学校」、中2では飛驒高山での「林間学校」を実施。中3では修学旅行でイギリスとフランスに行き、世界にも目を向けます。生徒主体で運営される秋桜祭(体育祭)も大いに盛り上がる行事の一つです。
部活動も盛んで、生徒の約9割が何らかの活動に参加しています。多くの部では中学生と高校生が一緒に活動し、先輩が後輩をていねいに指導します。小川先生は「生徒たちは多彩な行事や部活動を通して、先輩・後輩との縦のつながりをつくり、仲間と協力して何かを成し遂げる喜びを経験しながら、人間力を高めていきます」と結びました。
次に、高校での四つのコース編成について説明がありました。「アカデミックコース(Acコース)」は、国公立大学・難関私立大学をめざす生徒のためのコースで、大学教授による特別講座や土曜・放課後講座なども設けられています。「総合進学コース(Nsコース)は、学習と部活動を両立させながら、日本大学への内部推薦による進学をめざすコースで、近年では探究活動にも力を入れています。このほか、オーストラリアへの1年間の留学が組み込まれた「グローバル留学コース(Glコース)」と、スポーツに特化した「アスリートコース(Atコース)」があります。中高一貫生は原則として「Acコース」に進みますが、「Nsコース」や「Glコース」を選択することも可能です。高2に進級する際にも、「Nsコース」への変更ができるそうです。
JR「三島」駅から徒歩15分。バスケットボールとバレーボールのコートを有する桜アリーナ(総合体育館)や人工芝の陸上競技場・サッカー場など、スポーツ施設が充実しています
◎学校関連リンク◎
◎人気コンテンツ◎