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学校説明会レポート
佐久長聖中学校
2025年6月27日(金)
「生涯にわたって主体的に学び続けられるアクティブラーナー」を育成
長野県東部の佐久市に位置する佐久長聖中学・高等学校は、豊かな自然と穏やかな気候に恵まれた全国屈指のスポーツ強豪校である一方、難関大学に多くの合格者を輩出する進学校でもあります。昨年、同校へとつながる「サミットアカデミーエレメンタリースクール佐久」というイマージョン教育の小学校も開校しました。
SAPIX代々木ホールで開催されたこの日の説明会では、教頭の泉隆志先生が、学校の概要について触れた後、課外活動について説明しました。同校の生徒は、全国の高校生を対象にした政策コンテスト「政策甲子園」(公益法人日本青年会議所主催)で最優秀賞を受賞したり、リクルートが企画する「高校生Ring」でグランプリを受賞したりと、学外のコンテストで高い評価を受けています。泉先生は「生涯現役というライフスタイルが広がるなか、自分の考えの実現方法、発信の仕方を身につけてもらいたいと思います。『好き』で『得意』だからというだけでなく、『需要』と『報酬』も念頭に置いて工夫し、考えを深める力をつけてほしいので、われわれ教員は積極的にサポートしています」と話します。
同校が育てたいと考えているのは「生涯にわたって主体的に学び続けられるアクティブラーナー」です。さらに「一人ひとりが大切にされる」「人とのかかわりを通じて、自己理解を深め、安心して自分を開くことができる」「自分のテーマ(したいこと)を追求できる」「自分の成長が実感でき、自己肯定感が高まる」学校をめざしています。そのために同校では「Curiosity(好奇心を大切にする)」「Challenge(挑戦して失敗してもそれを受け入れる環境をつくる)」「Change(多くの経験から自分をつくっていく)」の三つのCを大切にしています。泉先生は「疑問を大切にしながら、自分で調べて学ぶ姿勢を身につけさせる方針です。また、さまざまなことに挑戦し、失敗しても再度チャレンジできるマインドを醸成します。生徒たちには、これらを通じて自分自身を確立し、変化を恐れないようになってほしいと考えています」と説明します。
夢の実現のために先取り学習をしたい生徒、ゆとりある授業時間を使いながらじっくりと学習したい生徒など、それぞれの希望・タイプに応じたクラスを編成し、一人ひとりの個性や学習スタイルに合わせた学習環境を提供しているのはそのためです。また、今年度からはGCP(Global Competency Program)を導入しました。これは、生徒たちが互いの価値観を認め合い、世界で活躍するためのリーダーシップを身につけることを目的とした、オールイングリッシュの授業です。
同校においては体験学習も充実しています。今年度は姉妹校の「サミットアカデミーエレメンタリースクール佐久」と連携し、5・6年生の児童と同校の中1生とが一緒に白樺湖に行きました。トレッキングや飯盒炊爨(はんごうすいさん)を通して、学年を超えた交流を深めながら、刺激し合うことができたそうです。中3では高校で実施する「Global Studies Program」に参加することも可能です。なお、高校では海外研修(希望制)があります。
同校が「館」と呼んでいる寮についての説明もありました。同校では全校生徒の約4割が寮で生活をしています。中学生の場合、平日は夜7時20分から90分間、学習の時間を設けており、定期試験の前には主要5教科の質問部屋も開設されます。また、学習サポーターの卒業生に勉強の仕方や悩みを相談できる機会もあります。友人と談笑できるフリータイムも設けており、スマートフォンの使用も許可されています。学習の時間以外の日課については、生徒の意見を取り入れながら柔軟にスケジュールや内容を変えているとのことです。
JR「佐久平」駅までは、東京駅から北陸新幹線で最短69分です。駅と中学校を結ぶスクールバスも運行されています
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