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学校説明会レポート
本郷中学校
2025年6月26日(木)
部活に積極的に取り組む「文武両道」を軸に「自学自習」「生活習慣の確立」を実現
本郷中学校は、1923年に当時の貴族院議長であり、旧高松藩松平家第12代当主でもあった松平頼壽(よりなが)によって創立された男子校です。創立当初から校訓「強健」「厳正」「勤勉」を掲げ、「個性を尊重した教育を通して国家有為の人材を育成する」ことをめざしてきました。この精神を受け継ぎ、現在は「文武両道」「自学自習」「生活習慣の確立」を教育方針としています。
校長の木村友彦先生は「文武両道」について、「『武』をスポーツととらえて体育会系の活動のみを推奨しているように思われがちですが、本校ではもっと広くとらえており、学習と部活動の両立を推奨するということです」と解説します。そのため、スポーツはもちろん、吹奏楽・コンピューター・鉄道研究といったさまざまなクラブの活動が盛んで、多様な生徒同士が個性を尊重し、認め合う雰囲気があるそうです。木村先生は「大学入試はもちろん重要ですが、生徒たちには学習以外の分野でもさまざまな経験を重ね、社会で自分の能力を生かせるように成長してほしいと願っています。わたしたちは、時には厳しく、時には寄り添いながら、歩みを共にしていきたいと考えています」とあいさつを締めくくりました。
次に、具体的な教育内容について、入試広報部長の野村竜太先生が説明しました。同校が考える「文武両道」では、二つのつながりを重視しています。一つ目は「文と武のつながり」であり、部活動での経験が学力の伸びにもつながると考えています。中1生は部活動への参加が必須となっており、中学生全体の参加率は98%で、高校生も約90%と高く、「6年間、部活動をやり通す」という校風があります。運動部・文化部ともに、他校のクラブと提携した活動も積極的に行っているそうです。野村先生は「この部活動についての価値観は、保護者の方にも共有していただきたいのです」と話しました。
二つ目は先輩と後輩との「縦のつながり」です。たとえば、中1・2で行う「合同授業」では、中1と中2の生徒が2人一組になり、5月末に実施される中間テストに向けて、先輩が後輩に学習法や生活習慣についてアドバイスをします。英検®の面接対策も、すでに合格した高校生が、これから受検する中学生の模擬面接を放課後に担当しています。「英語教員が模擬面接をしたほうが効率が良いと思われがちですが、この方式を採用してから合格率が上がりました」と手応えを感じています。
「自学自習」を促す機会となっているのが 同校独自の検定試験「本数検(本郷数学基礎学力検定試験)」です。中1から高2まで必修となっており、得点によって級や段が与えられ、取得級と名前が校内に掲示されます。「高いレベルの段を取った先輩の大学入学共通テストの得点」「あこがれの大学に合格した先輩は、いつごろ何級を得ているのか」といったデータも開示されており、自学自習を促すモチベーションの一つとなっています。
「文武両道」「自学自習」の実現に欠かせないのが「生活習慣の確立」です。同校では、生徒が自分で長期・短期のスケジュール管理ができるようになるために、スケジュール手帳を活用しています。「最初は教員が手帳の書き方などを細かくアドバイスしますが、生徒たちは少しずつ自立していき、高校生になるころには『部活の前に10分間の空き時間があるから、英単語を覚えよう』などと考えるようになります。時間の使い方がうまくなってくるのです」と野村先生は話しました。
同校の入試は2月1日午前・2日午前・5日午前の計3回実施されます。追加合格は、複数回受験者から出します。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
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