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学校説明会レポート
かえつ有明中学校
2025年6月26日(木)
「多様な学びを支える安心安全の場」で生徒の個性と才能を伸ばす
1903年に創立された日本初の女子商業学校を前身とするかえつ有明中・高等学校は、2006年から男子の受け入れを開始しました。このとき、現在の校名に改称するとともに、飯田橋から江東区東雲にキャンパスを移転しています。教育理念は「生徒一人ひとりが持つ個性と才能を生かして、より良い世界を創りだすために主体的に行動できる人間へと成長できる基盤の育成」で、国際教養を身につけた21世紀型のグローバル人材の育成をめざしています。
この日の説明会は、参加者がグループに分かれ、校内を巡るツアー形式で実施されました。案内役を務めたのは、広報部長で中1の国語を担当する宇野岳史先生です。「今日は説明会ではなく見学会です。ぜひ、実際にご自身の目でご覧になって、確かめていただきたいです」とあいさつしました。
有明キャンパスのコンセプトは「多様な学びを支える安心安全の場」です。硬式テニス部が使用するテニスコートでは、中1の女子生徒たちが体育の授業を受けていました。硬式テニス部は男女共に強豪として知られます。特に男子テニス部の部員数は、中高合わせて約100名に上り、全国大会をはじめとするさまざまな大会で上位入賞するなど輝かしい成績を残しています。
続いて訪れたのは、昨年3月に完成したアーツセンターです。「BLOOM(花開く)」という愛称のこの芸術棟は、教科に関係なく、用途に応じて人が集まる空間として設計されています。この日、案内されたのは、木の香りが漂う多目的室です。宇野先生は「ここは生徒たちのお気に入りの場所です。入るとすぐにリラックスクッションを取り出して、思い思いに過ごす生徒が多いですね」と話します。この日は、ここで同校の留学制度についても説明がありました。「留学を希望するのは、必ずしも成績トップ層の生徒たちだけではありません。さまざまな学力層の生徒たちが希望してくれて、うれしいですね」とのことでした。そして、「その生徒たちが約1年間の留学を経て戻ってきたとき、その成長ぶりに目を見張らされるのです」と続けました。
その後は教室棟の2階で、習熟度別に三つのグループに分かれて行う英語の授業を見学しました。「中学から本格的に英語を学び始めた生徒が対象の『レギュラークラス』、英検®2級以上のレベルの生徒が対象の『アドバンストクラス』、英検®準1級以上の英語力を持つ生徒が中心の『オナーズクラス』があります」と宇野先生は説明します。いずれのクラスでも、ネイティブの先生による指導が行われていました。たまたま廊下で発表の準備をしていた2名の女子生徒に宇野先生が「本校の魅力を英語で伝えてくれますか」と声を掛けると、生徒は少し戸惑いながらも、流ちょうな英語で学校紹介をしてくれました。それによると、1学年は約200名、中高6学年では約1200名が在籍しているそうです。そのうち帰国生が370名以上を占めており、全生徒の4人に1人は帰国生という多様性に満ちた環境だとのことでした。「一般生と帰国生は、英語以外は同じ授業を受けているので、教室内は普段から英語が飛び交っている」ということばのとおり、見学した授業には自由闊達な雰囲気が漂っていました。
次に、今年4月に開設されたばかりのセルフラーニングセンター「タートル」に移動しました。ここは現役の大学生・大学院生が学習メンター®としてサポートする、放課後自習室です。一人で静かに集中したいときは「集中学習ルーム」を、友だちと一緒に勉強したいときや、質問などをしたいときはオープンスペースの「メンタールーム」を利用できます。通常の下校時間は夕方5時30分ですが、この施設は月曜から土曜までの週6日、夜7時30分まで利用できます。宇野先生は「『メンタールーム』には緑も配され、心地良い空間が広がっています。今後は卒業生によるメンターが増える予定で、現役生と卒業生との交流の場にもなりそうです」と話しました。
最後に宇野先生は、「次回はぜひ、お子さんと一緒にいらしてください」とあいさつし、見学会を締めくくりました。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
新設されたセルフラーニングセンターの「メンタールーム」。2階職員室の目の前にあり、教員への質問などもスムーズにできます。
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