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学校説明会レポート
豊島岡女子学園中学校
2025年6月24日(火)
「道義実践・勤勉努力・一能専念」を教育方針とし、自分らしく活躍できる人材を育てる
豊島岡女子学園中学校・高等学校は、1892年に開校した女子裁縫専門学校から発展した完全中高一貫の進学校です。伝統を継承しながらも、時代の流れを見据えた教育を実践し、世界を舞台に自分らしく活躍できる人材の育成をめざしています。
この日の説明会は、SAPIX代々木ホールで行われました。サピックス教育事業本部本部長の広野雅明先生による入試分析の後、登壇した校長の竹鼻志乃先生が教育内容について説明しました。
同校では教育方針として、人として正しい道を実践する「道義実践」、こつこつと真面目に努力を積み重ねる「勤勉努力」、一人ひとりの才能を見いだし、磨いて育てる「一能専念」の三つを掲げています。その象徴ともいえる取り組みの一つが「運針」です。これは毎朝5分間、針目をそろえながら布をまっすぐに縫い進めるもので、70年以上続く同校の伝統です。竹鼻先生は「無心になって手を動かし縫い進めていくなかで、生徒たちは『基礎・基本の大切さ』『努力を積み重ねることの意義』『特技を持つ強み』を実感します」と力強く語りました。また、人間力を養う場として、生徒が主体となって運営する学校行事や、全員参加のクラブ活動にも触れました。
6年一貫カリキュラムに基づき、国語・社会・数学・理科・英語の授業時間を増やし、特に数学・英語の時間数を多く設定しています。教科によって進度に差はありますが、前倒しで学習を進め、中3の途中から高校の内容に入ります。多くの練習問題に取り組み、基礎学力の充実を図っています。
スクールミッションは「志力を持って未来を創る女性」の育成です。「志力」とは、「志に向かって主体的に取り組み、それを実現する力」のことです。特に力を入れているのが探究活動で、全学年の授業や課外活動に組み込まれています。中学生の希望者を対象とした課外活動「探究Basic」では、中1は事前に設定された課題に、中2・3は主に自分たちで設定した課題に取り組みます。現在、中1は46グループ、中2は40グループ、中3は48グループが活動しているそうです。
2018年からは文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けており、中1・2ではテーマに沿ってモノづくりに取り組むSTEAM教育「T-STEAM:Jr」を実施しています。ここでは、グライダーの製作や義手づくりなどを通して、試行錯誤を重ねながらモノづくりの楽しさが味わえます。また、チームで課題解決に挑む経験も得られます。モノづくりへの関心が高い生徒に対しては、より挑戦性の高い「T-STEAM:Pro」や、探究学習の成果を発表する「Academic Day」といったプログラムも設けています。
希望者を対象としたグローバル教育も充実しています。ニュージーランド、カナダ、イギリスで行われる「海外研修」(中2・3)、「ニュージーランド3ヵ月留学」(高1・2)、「ボストン研修」(高1・2)、インドのUttam School for Girlsの生徒と交流する「インドスタディツアー」(中3~高2)など、国際的な視野を広げる学びの機会が豊富です。
最後に、2026年度入試について説明がありました。「4教科」と「算数・英語資格」の2種類の方式があり、2月2日午前、3日午前、4日午前の各日程で実施されます。「算数・英語資格」では、当日受けるのは算数1科(50分)のみです。その算数の得点を2倍した数値に、英検®の取得級によるみなし得点(最高100点)を加算した300点満点で判定します。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
JRほか「池袋」駅から徒歩7分。地下1階・地上8階建ての校舎の中には、三つの体育館やエアロビクススタジオといった運動施設、茶室、作法室などが整備されています
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