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学校説明会レポート
広尾学園小石川中学校
2025年6月2日(月)
生徒の知的好奇心を刺激する地下1階・地上4階建ての新校舎が2024年12月に完成
2021年4月、村田女子高等学校は中学校を開講させるとともに男女共学化、校名変更を行い、「広尾学園小石川中学校・高等学校」として生まれ変わりました。現在、同校では、連携校である広尾学園と同等・同質の教育をめざし、学校改革を進めています。昨年12月には、地下1階・地上4階建ての新校舎が完成。プレゼンテーションの練習に活用できるラーニングコモンズや自習室など、生徒たちの知的好奇心を刺激する環境が整いました。
この日の説明会に登壇した教頭の遠藤賢先生は、「自律と共生」という教育理念について触れ、「この理念を最初に学ぶのは、毎年4月に行われる新入生オリエンテーション合宿の場です。ここでは、自分の夢について考え、それを仲間たちの前で語る時間を設けています。また、クラスの目標について意見を交わす機会もあり、多様性を認め合いながら、『自律と共生』の考え方を実践的に学ぶきっかけとなっています」と述べました。
続いて紹介されたのは、教育概要やコースについてです。同校は「問題解決能力とコミュニケーション能力の養成」「グローバルな視野と高度な英語力の習得」「デジタルネイティブ世代としての最先端ICTスキルの習得」という三つの教育ビジョンの達成をめざし、「本科コース」と「インターナショナルコース」の二つのコースを設置しています。
「本科コース(本科)」では、幅広い学びで視野を広げ、学習習慣を確立しながら難関大学や医学部への進学をめざします。一方、「インターナショナルコース(インター)」は、英語力を強みに海外大学進学を含む多様な進路に対応します。「インター」は、英検®1~2級程度の英語力を持つ生徒が中心のアドバンストグループ(AG)と、入学後に英語力を伸ばしていくスタンダードグループ(SG)とで構成され、外国人と日本人の教員によるダブル担任制を採用しています。同校には23名の外国人教員が在籍し、授業はディスカッションやプレゼンテーションを重視する欧米スタイルで展開されます。進級時には英語力に応じてAGとSGとの移動が可能で、高校進学時には「本科」と「インター」の間でコース変更も可能です。中3からは、SATやPSATといった海外大学受験に必要な適性試験の対策も本格的に始まります。
続いて、広報部統括部長の池田雄斗先生が、学園生活について詳しく説明しました。学習面では、朝礼前の10分間を「0限」として小テストなどを実施していることや、夏期講習で120以上もの講座を開講していることが伝えられました。この講座には、どの学年の生徒も参加できる「無学年制」のものや、資格取得をめざす検定講座、代々木ゼミナールの講師が指導する大学受験講座などがあり、幅広いニーズに対応しています。
キャリア教育にも力を入れています。特筆すべきは、広尾学園と合同で行う「スーパーアカデミア」です。これは、多様な分野の第一線で活躍する30名以上の専門家による講義で、生徒たちは関心のあるテーマを自由に選んで受講できます。同校が重視する“本物に触れる体験”ができる貴重な機会となっています。
このほかに、文京区という地の利を生かした取り組みも実施しています。たとえば、東洋学の専門図書館「東洋文庫」や、全国から集まった男子大学生・大学院生が生活する学生寮「和敬塾」など、近隣の施設と連携した学びが展開されています。また、東京大学の本郷キャンパスに通う大学生が、週に4回、自習室でチューターを務め、学習指導のほか、定期試験や大学受験に向けた総合的なサポートなどを行っています。
最後に、2025年春は、国公立大学に9名、早慶上理に19名、GMARCHに62名、海外大学に35名が合格したことが伝えられました。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
キャンパスは文京区本駒込の落ち着いたエリアにあります。新校舎の4階はすべて自習室で、静かに学習できるスペースや友人と議論できる教室など、目的に応じて使い分けられます
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