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学校説明会レポート
芝国際中学校
2025年6月7日(土)
「人の中なる人となれ」という理念を掲げ、未来を切り拓くグローバル教育を実践
2023年4月、創立120周年を迎えた東京女子学園中学校・高等学校は、芝国際中学校・高等学校に校名を変更し、共学校として生まれ変わりました。「人の中なる人となれ」という教育理念を掲げる同校は、海外のメソッドによる世界標準の学びを取り入れ、「多様な価値観をもつ人たちとともに、自分の夢を実現できる力」を育てています。
この日の説明会の冒頭、校長の吉野明先生は同校の教育方針について、「挑戦・行動・突破、そして貢献」と表現しました。「生徒があらゆる枠を超え、社会と未来に貢献する人物になることをめざしています」と語った吉野先生は、変化の激しい時代に対応するため、STEAM教育・アントレプレナーシップ(起業家)教育・プレゼンテーション講座などを通して確かな基礎学力の習得を重視していることを強調しました。中学では「仲間づくり」を大切にして、みずから課題を見つけ解決する「自己調整学習」や、「みずから考え行動する力(非認知能力)」の育成に力を入れています。
続いて、入試広報部長の川上武彦先生が、生徒たちの様子と具体的な教育内容を説明しました。同校が最も大切にしているのは「生徒の幸せ」です。そして、それを実現するうえで不可欠な「みずから課題を発見し、最適解を仲間と構築する力」を伸ばす場となるのが、生徒が主体的に企画・運営する学校行事です。そのような実践力を養う「生徒と創る学校」であることを強調しました。また、将来、自分で仕事を生み出せるような人材になるために、アントレプレナーシップ教育も強化しています。科学・技術・工学・芸術・数学の五つの分野を統合的に学ぶSTEAM教育としては、同校の近くに本社を構える日本電気と連携し、おにぎりを搭載したスペースバルーンを成層圏に向けて打ち上げる「おにぎりアクション」に参加するなど、探究心を刺激する取り組みにも力を入れています。
グローバル教育も充実しており、中高6年間で最低1度は海外生活を経験できるよう、中2では、マレーシア、バンクーバー、サンフランシスコ、中国で、中3ではニュージーランド、シアトルなどで過ごす多彩な研修プログラムを実施します。
一方、「確かな学力」を養成するために、知識を広くインプットする日本式の教育も重視しており、個別に最適化されたチェック&フォロー体制や校内予備校などの学習支援システムを充実させています。英語の授業は中学が週7コマ、高校が週11コマ(選択を含む)と標準より多く設定しており、その成果として、GTEC®では高校生の3人に1人が、東京大学合格レベルといわれる1000点以上を達成しました。そのうち2人は1280点満点というハイスコアを出しています。進路指導については、国内の難関大学に対応するだけではなく、海外大学への推薦制度も整えています。
授業の様子やその成果については、今春入学したサピックス卒業生が説明しました。「国際的な学びと校舎の清潔さに魅力を感じ、芝国際中を選びました。3種類の英語の授業と『国際ADVANCEDコース』の生徒たちとの交流を通じて、英語力が向上したことを実感しています」と話すと、会場からは大きな拍手が送られました。
続いて、コースに関する説明もありました。同校には、国公立大学・早慶上理ICU・医学部・海外大学をめざす「本科コース」と、海外大学や国内の英語を中心とした入試を行う難関大学をめざす「国際ADVANCEDコース」の二つがあります。「国際ADVANCEDコース」はインターナショナルスクールに近い環境で、多様な英語学習経験を持つ生徒が在籍しており、英語だけではなく数学・理科・社会(日本史以外)もオールイングリッシュで学びます。
最後は入試についての説明です。2025年の実質倍率は2月1日の午前が約3倍で、落ち着いていたとのことです。合格最低点は約6割が目安です。2026年度は、従来の2月1日午前・午後、2日午後、3日午後、5日午後に一般入試を実施することが発表されました。最新の募集要項は学校ホームページでご確認ください。
※「GTEC」「GTEC Junior」は、株式会社ベネッセコーポレーションの登録商標です。
新校舎「アルカディア」は12階建てで、7~10階はインターナショナルスクール、それ以外の階が芝国際です。開放的なラウンジや図書スペースのほか、創造的な学びをサポートする最新鋭の設備が充実しています
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