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学校説明会レポート
頌栄女子学院中学校
2025年6月5日(木)
創立141年の伝統あるミッションスクール。2026年度から英語利用入試を導入
頌栄女子学院は、現在の校長・岡見清明先生の曽祖父である岡見清致先生が1884年に設立した、キリスト教の教えを基盤とする女子進学校です。校名の「頌栄」とは、「神の栄光をほめたたえる」という意味で、同校は学力はもちろんのこと、高雅な品性や豊かな国際感覚を備えた、社会に貢献奉仕できる女性の育成をめざしています。質の高い英語教育でも知られ、全校生徒の2割が帰国生という多様性に富んだ環境も魅力です。
この日の説明会であいさつに立った岡見先生は、同校が国内でも数少ない「日本人宣教師が開校したキリスト教主義の学校」であることを強調し、毎日の礼拝や、全学年を対象とした週1時間の聖書の授業のほか、礼拝形式で行われる入学式や始業式、クリスマス礼拝、創立記念日などの年間行事も紹介しました。「ご家庭の宗教は一切問いませんし、クリスチャンだからといって入学に有利になるようなこともありません。ただ、本校がキリスト教に基づく教育を行っていることをご理解いただきたいです」と岡見先生は話します。次に、具体的な教育目標として「生徒一人ひとりに満足のいく進路を与えること」「女性としての品性や情操を磨くこと」の2点を示し、「本校の教育の特色を知っていただき、お子さまの受験校の1校に加えていただければたいへんありがたく思います」と締めくくりました。
続いて、教頭の塚田智矢子先生が、学校生活について説明しました。特色ある取り組みとして校外学習を挙げ、「中学は全学年で宿泊行事を設けています」とアピールします。中1の宿泊行事は、同校が所有する長野県の山荘・学荘を利用した2泊3日のオリエンテーションキャンプで、自然に触れながら仲間との親睦を深めます。中2・3では修学旅行を実施します。中2は2泊3日で会津に、中3は3泊4日で西九州に行き、歴史や平和について学びます。また、高1では宿泊をせずに都内で3日間にわたりキャンプを行い、ディスカッションや聖書の学びを通して自分自身を見つめ直します。
希望制の校外学習も充実しています。とりわけ英語に関心の高い生徒は、中3対象のカナダ語学研修、高校生対象のイギリス語学研修などにエントリーが可能です。また、中2対象の軽井沢英会話研修や、中3対象(帰国生は中2から可)のグローバルスタディーズプログラムなどの国内・校内型の研修もあります。これらは、日本にいながらにして、実践的な英語力を磨くことができる貴重な機会となっています。
次に、副校長の小島和夫先生から進路指導についての説明が行われました。「進路実績では、重複を含む『合格者数』ではなく『入学者数』を見てほしい」として、今春の卒業生の進学実績を明らかにしました。主要な大学では、東京大学に4名、一橋大学に10名、東京科学大学に4名、国公立大学医学部に3名、早稲田大学に26名、慶應義塾大学に34名が入学しています。これらを合わせると、2人に1人が国公立大学や難関の私立大学に進学しており、同校の教育目標である「生徒一人ひとりに満足のいく進路を与えること」が、しっかり達成されているとわかります。なお、進路における文系と理系の比率は、7:3となっています。
最後に広報部長の湯原和則先生から、2026年度の中学入試についての詳細が伝えられました。2026年は、2月1日が日曜に当たる、いわゆる“サンデーショック”の年ですが、同校は例年どおり、2月1日午前と5日午前に入試を行います。大きな変更点は、英語利用入試の導入と、一般入試における面接の廃止です。英語利用入試の受験資格は英検®3級以上を取得していることで、級数に応じたみなし得点と、算数・国語の2科の合計得点で合否を判定します。定員は第1回・第2回の各100名に含む「若干名」とし、4科入試との併願も可能だそうです。最後に湯原先生は、各教科の作問担当者からのメッセージを読み上げ、「どの教科も、何を問われているのか正しく理解することが大事です」とアドバイスを送りました。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
都営地下鉄浅草線「高輪台」駅A2出口から徒歩約1分。伝統と気品が感じられる校舎が目を引きます。キャンパス内に生い茂る木々は港区の保護樹林の指定を受けています
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