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学校説明会レポート
サレジオ学院中学校
2025年5月19日(月)
学校生活での多様な成功体験が
自己肯定感を高め、成長を促す
サレジオ学院中学校・高等学校は、イタリアのカトリック修道会「サレジオ会」により1960年に中学校が、1963年に高校が創設された男子進学校です。青少年教育に献身したサレジオ会の創立者ドン・ボスコの理念を受け継ぎ、キリスト教精神に根差した教育を実践しています。
この日の説明会では、最初に校長の鳥越政晴先生があいさつに立ち、日常の生徒のことばに心を動かされた場面をいくつか紹介しました。たとえば、部活動で大きな成果を挙げた友人に「おめでとう」と自然に声を掛けるクラスの様子、後輩の活躍を素直に「すごい」と称える上級生の姿、キリストの生誕劇「クリスマス・パジェント」の制作過程で衝突していた2人の生徒が、本番後に「うまくいったのは彼のおかげ」と互いを認め合っていたことなどです。
鳥越先生は「こうしたことばには、自己肯定感を高めていく生徒たちの成長が表れています。本校には、日々の教育活動を通じて生徒が小さな成功体験を積み重ね、自己肯定感を育む仕掛けがたくさんあります。さらに、その狙いをルーブリック(一覧表)によって生徒とも共有し、再現性のある学びへとつなげています」と語りました。
発達段階に応じたプログラムで
「25歳の男づくり」をめざす
次に、入試広報委員長の澁谷博之先生が登壇し、ドン・ボスコの教育の基本「アシステンツァ」(共にいる)を軸に、1学年180名というアットホームな環境で、生徒に寄り添った指導を行っていることを伝えました。
また、スローガンとして掲げている「25歳の男づくり」については、「大学受験をゴールとは考えていません。その先の人生において神様から与えられた使命を自覚し、社会のために働ける人を育てることこそがゴールです」と説明しました。その実現に向けた中高6年間の「学びのマップ」は、3段階で構成されています。まず、中1・2の「ベースづくり」の時期には、生徒が楽しめる行事を数多く実施し、人間関係・学習習慣・部活動・価値観の基礎を築きます。次の中3・高1の「ビジョンづくり」の時期には、OB講演会や職場訪問など、視野を広げる行事を実施します。新型コロナの影響で中断していた中3生全員参加のイタリア研修旅行も、今年度から再開される予定です。そして、高2・3の「レールづくり」の時期には、総合探究学習「CS(クリスチャン・スピリット)」の授業で多角的な視点を培い、自分の好きなテーマで論文執筆に取り組みます。澁谷先生はさらに続けて、「大学受験に向けては、勉強合宿や講習を行うほか、夜9時まで学習できる『サビオ館』などの施設も整っています。6年間、生徒のそばにいるからこそ、こうしたきめ細かい進路指導が可能なのです」と結びました。
今年4月、学内にコンビニエンスストアがオープン。飲食が可能な学習スペース「ラーニングカフェ」も開設されました
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