受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

専修大学松戸中学校

2025年5月16日(金)

社会に貢献できる知性豊かな
人材の育成をめざす進学校

 専修大学松戸高等学校の創立は1959年のことです。中学校はその41年後の2000年に開校しました。専修大学へは高校から内部推薦で進めますが、それを利用した進学者は毎年1割程度で、多くの生徒が他大学への進学を希望しています。東京大学を含む国公立大学や早慶上理など難関の私立大学をめざす生徒が少なくない進学校として知られています。

 この日の説明会では、校長の五味光先生があいさつに立ちました。同校では、建学の精神である「報恩奉仕」「質実剛健」「誠実力行」の下、「社会に貢献できる知性豊かな人材の育成」を教育ビジョンに掲げています。生徒たちには「将来、自分だけが幸せになるのではなく、社会に必要とされ、他者にとって不可欠な、頼られる存在になってほしい」と伝えながら、日々の教育活動を行っているそうです。

 2025年春には東京大学、一橋大学、東京科学大学、東北大学に現役合格者を出すなど、めざましい実績を残しました。しかし、五味先生は「中高6年間を学習活動だけで終わらせるのではなく、フィールドワーク、田植え・稲刈りなどの体験学習も行います。アメリカ・ネブラスカ州への修学旅行をはじめ、さまざまな学校行事にも力を入れています。また、各種検定試験は全員参加を原則としています」と説明しました。

 同校が開校以来、注力している英語については「受験で終わることがない、その先を見据えた語学力を身につけてもらいたいと強く願っています」と結びました。

定評のある国際教育を基盤に
グローバル教育を推進

 続いて、教頭の中村吉伸先生が教育内容について説明しました。最初の話題は、2025年度の中学校の主な行事についてです。4月6日に入学した153名の新1年生は、4月11~13日にオリエンテーション合宿で山梨県清里を訪れ、仲間との絆を深めたとのことです。中3生は6月に実施されるアメリカ・ネブラスカ州への修学旅行の予行演習を兼ねて、4月下旬に鎌倉で班別行動を体験しました。中2生は5月初旬に田植え体験に参加しました。

 なお、現在、同校では校内設備のリニューアルが進められています。今年度は、第1・第2体育館の冷暖房整備や教室の電子黒板の改修が予定されていると報告されました。また、高校では今年度から、夏季グローバル研修を新たにスタートさせるとのことです。中村先生は「毎年、学校施設や教育内容のブラッシュアップを行いながら、学校としてさらに成長していきたいと考えています」と述べ、説明会を締めくくりました。

イメージ写真 英語教育専用校舎「アンビションホール」には、大型スクリーンなど最新機器を完備しており、ネイティブ教員と日本人教員とのチームティーチングで、「話す」「聞く」力を楽しみながら養成しています

www.senshu-u-matsudo.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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