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学校説明会レポート
山手学院中学校
2025年5月15日(木)
国際教育に強みを持つ進学校
中3・高2は全員で海外研修へ
山手学院中学校・高等学校は、「世界を舞台に活躍でき、世界に信頼される人間」の育成をめざす共学の進学校です。1966年に中学が、1969年に高校が創立されました。
この日の説明会は、校長の簑田大先生のあいさつから始まりました。創立当初から世界を見据え、国際教育に注力してきた同校の歴史を振り返ったうえで、「本校は国際教育を主軸に、他者と知恵を出し合いながら協働できる力と、失敗を恐れずに何事にも挑戦できる強さを兼ね備えた、グローバルリーダーの育成をめざしています」と述べました。
続いて、入試対策部長の渡辺大輝先生が登壇し、国際教育における具体的な取り組みを紹介しました。なかでも特徴的なのは、全員参加の海外研修です。中3はオーストラリア、高2はアメリカ・カナダで学びますが、研修期間中、生徒たちは2人1組になり、現地の家庭でホームステイを体験します。夏休みには、現地でお世話になったホスト側の生徒250~300名を同校で受け入れる「リターンビジット」を実施しています。渡辺先生はこのプログラムの学習効果について、「1回のホームステイだけで満足するのではなく、その後も交流を続けることで、英語力の向上はもとより、深い異文化理解につながります」と語りました。
国際教育×STEAM教育×探究活動で
グローバルリーダーの素地を磨く
もう一つ、独自のプログラムとして紹介されたのが、国際教育にSTEAM教育と探究活動を掛け合わせた「グローバルリーダープログラム(GLP)」です。土曜の午前に、プログラミングやホームページ制作などのさまざまな講座を開講しているほか、発展的に学びたい生徒を対象とした「GLPツアー」と呼ばれる宿泊型研修も国内外で実施しています。昨年度の国内GLPツアーでは、大分県の立命館アジア太平洋大学を拠点に「次代を拓く人材育成キャンプ」を行いました。教授によるセミナーや大学生とのグループワークに参加した生徒たちは、地域におけるビジネス創出の重要性を学んだそうです。
こうした教育の成果は大学合格実績にも表れており、2025年春は、東京大学や一橋大学を含む国公立大学に113名が合格を果たしています。
最後の話題は、2026年度の中学入試についてです。とりわけ得点差がつきやすい算数の問題は、前年度まで、同校を第一志望とする受験生を優遇するため、2月1日午前に実施されるA日程を最も易しくして、回を追うごとに難しく設定していました。しかし、2026年度はすべての回を均一化する方向で調整しているとのことです。渡辺先生は「どの回も前年度より難化することはありませんので、安心して受験してください」と述べ、説明会を締めくくりました。
自習スペースとしても活用されている図書館。大きな窓からは鎌倉の山々を望むことができます
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