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学校説明会レポート
北鎌倉女子学園中学校
2025年5月19日(月)
国際性・発信力・創造性・人間力を重視した学びで、のびやかな自立した女性を育む
北鎌倉女子学園は、1940年開校の北鎌倉高等女学校から発展した中高一貫の女子校です。「のびやかな自立した女性を育む」という教育理念の下、時代の変化にしなやかに対応する人材の育成をめざしています。この日のオンライン説明会で入試広報部長の鈴木奈津子先生が最初に紹介したのが、同校が特に力を入れて育てようとしている「国際性」「発信力」「創造性」「人間力」という四つの力です。これらの育成を中心となって担うのが、「Four Leaders」と呼ばれる先生方です。「国際性」はかつて駐米大使を務めた藤崎一郎理事長が、「発信力」は開成中学校・高等学校の前校長であり、ハーバード大学でベストティーチャー賞を受賞した経歴を持つ柳沢幸雄学園長が、「創造性」は情報教育の専門家である田邊則彦理事長補佐が、そして「人間力」は佐野朗子校長がそれぞれ担当し、生徒たちの成長をサポートしています。
「国際性」を養う機会としては、藤崎理事長による国際情勢を学ぶ講義があります。また、英語学習の拠点となる「English Room」にはネイティブの教員が常駐しており、昼休みや放課後も、英会話の練習やゲームなどを通して、生きた英語を学ぶことができます。校内でのオンライン国際交流や、鶴岡八幡宮での「English Guide」ボランティアなど、実践的な英語を使う機会も豊富です。
「発信力」を育てるため、柳沢学園長による「学び方を学ぶ授業」も行われています。ここでは、調べ方、レポートの書き方、問いの立て方など、学習に必要な基礎スキルを中1から徹底的に習得します。「講義や問題演習で知識を習得することも大切にしながら、みずから考え、表現する力を養っています」と鈴木先生は話します。
「創造性」を伸ばすために重視しているのがICT教育です。同校は、昨年度に続いて2025年度も文部科学省から「DXハイスクール」に認定されています。この環境を生かして中学校では「先進的な学びの時間」を設け、ロボットプログラミングなどを学びます。
しなやかに生きる「人間力」を伸ばすため、鎌倉という地の利を生かした活動も実施しています。礼法の時間には社会で役立つマナーを身につけるとともに、鎌倉散策や雅楽鑑賞会を通して伝統文化に触れていきます。そして、鎌倉にやってくる海外の方々と交流し、日本の文化を紹介する活動にもつなげています。
この日は、コース編成についても紹介されました。中学では、基礎学力の定着と発信力育成に重点を置く「先進コース」と、神奈川県内で唯一、中学から専門的な音楽教育を受けられる「音楽コース」の2コースが従来からありましたが、2025年度より、英語力を深めたい生徒を対象とした「国際コース」が新設されました。「先進コース」では、教科書を使用しない「先進英語」や、外部講師を招いてのプログラミングなど、特徴的な授業を行っています。「国際コース」は中3から選択可能で、中1から英語を本格的に学び始めた生徒にもチャンスがあります。海外大学への進学も視野に入れたハイレベルな英語・国際の授業が展開されます。
進路指導においては、生徒一人ひとりに複数の教員が寄り添う手厚いサポート体制を敷き、論文指導から面接対策まで徹底的に行っています。指定校推薦枠も非常に多く、高校3年生約120名に対し、125大学340学部の枠があるとのことです。また、近年増加している総合型選抜への対応も充実しています。中学・高校で文章力や論文作成能力を養う機会が豊富にあるため、受験直前になって慌てることなく準備を進められます。
同校の入試形式は、「先進コース」については多様で、2科・4科、エッセイ、英語プレゼン、プログラミング、算数または国語の1教科などがあります。プログラミング入試の希望者は、12月の学校説明会でどんな入試なのかちょっとした体験ができるため、しっかりと準備を行うことができます。
豊かな緑に囲まれた校舎。オープンな職員室には、個別指導ブースもあり、気軽に相談や質問ができます
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