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学校説明会レポート
清泉女学院中学校
2024年11月11日(月)
カトリック精神に基づく教育を通して
「平和の種を蒔く人」を育てる
清泉女学院は、スペイン系の聖心侍女修道会が戦後間もない1947年に開校したミッションスクールです。「神の み前に 清く 正しく 愛ふかく」をモットーに、カトリック精神に基づいた教育を通して、平和の種を蒔く人を育てようとしています。
この日の説明会の冒頭、校長の小川幸子先生は、同校の沿革を紹介しながら、「日本が戦争への道をたどり始めていた1934年、日本の女子教育のために来日した4人のシスターたちのように、わたしたちも常にチャンレンジャーでありたいと思います」と述べました。また、卒業生の多岐にわたる進路を紹介し、「本校には、『やりたいことをとことん追求する』という伝統が受け継がれています。わたしたちは生徒がどんなことにチャレンジしようとも、全力で応援します」と力強く語りました。
次に、中学入試広報部長の北宮枝里子先生が教育の特色について説明しました。北宮先生は、「本校がめざすのは『平和の種を蒔く人』を育てることです。そのためには、知を磨く学力と、心を耕す人間性を養うことが大切です」と話します。
学習面では、1コマ65分授業を採用しています。65分にすれば時間的余裕ができるため、先取り授業をていねいに行えるそうです。北宮先生は「たとえば探究の授業では、グループワーク・発表・フィードバックという一連の流れを1回の授業で完結できます」と述べました。
体系的にプログラミングを学習
学習サポート体制も整備
同校が、今年度から本格的に取り組んでいるのが、プログラミングの授業です。大学入学共通テスト科目に「情報Ⅰ」が追加されたことを受け、同校でも中1から年間を通してプログラミングを体系的に学ぶ授業をスタートさせたのです。
アイルランドやベトナムなどにある姉妹校との交流も盛んです。近隣の栄光学園高校の生徒と共にアメリカの名門大学でリーダー研修を受講する「ボストンカレッジ研修」にも参加できます。ほかにも、ターム留学や1年間の長期留学などが充実しています。北宮先生は「本校のグローバルプログラムは全員参加ではありません。参加する目的を自分でしっかり考え、必要な場合は保護者の方をきちんと説得して、主体的な姿勢で臨んでほしいと思っています」と結びました。
続いて、進路指導研究部部長の橋本泰久先生が卒業後の進路について述べました。近年、学校推薦型選抜や総合型選抜など、高3の12月までに行われる入試を利用する生徒の割合が増加していることから、夏期講座や小論文対策など、各講習の充実を図っています。また、今年度から始動した「チューターplus」は、放課後に大学生チューターが常駐し、夕方6時まで学習サポートを行うというものです。こうした取り組みの成果は、大学合格実績にも表れ、2024年春は東京大学に2名、早稲田大学に16名、慶應義塾大学に15名、上智大学に34名が合格しています。
鎌倉市の中心部から少し離れた玉縄城跡にある校舎。森に囲まれた静かな環境で、中庭には噴水もあり、生徒の憩いの場になっています
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