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学校説明会レポート
多摩大学目黒中学校
2024年11月1日(金)
多摩大学との高大連携プログラムで
国際情勢への理解を深める
「常に進化し続ける学校」をモットーに掲げる多摩大学目黒中学校・高等学校は、面倒見の良い共学の進学校として知られています。クラブ活動も盛んで、高校にはサッカー部やダンス部など、全国レベルで高い実績を挙げるクラブが数多くあります。その一方で、生徒たちは学校行事にも力を注ぎ、文武両道を実践しています。
同校は多摩大学の付属校ですが、多摩大学への被推薦権を保持したまま、他大学を受験することも可能です。例年、数人がこの制度を利用してさまざまな大学を受験しており、近年では国公立大学や、早慶上理をはじめとする難関私立大学への合格実績を伸ばしています。
この日の説明会では、校長補佐で、入試広報部長の井上卓三先生が、同校の特徴として「校内での学び」「校外での学び」「国際教育」の三つを紹介しました。まず、「校内での学び」については、生徒たちが話し合いを重ね、共に問題を解決していくアクティブラーニング型の学びを開校当初から実践しているとのことです。また、1人1台のタブレット端末を活用してプレゼンテーション力の強化を図り、一人ひとりの進度・理解度に応じた学習指導をしていること、自習室「ラーニングセンター」を夜8時まで開放し、クラブ活動で忙しい生徒もしっかり学習できるように配慮していることなども説明しました。
「校外での学び」としては、多摩大学との高大連携を軸に、多様なプログラムを展開しています。井上先生がその一つとして挙げたのが、韓国の済州島で行われている国際経済フォーラムに参加する「アジアダイナミズムStudy Group」です。これは韓国の大学生と交流するほか、各国のトップリーダーを含めた有識者から直接話を聞くこともできるプログラムで、日韓関係や国際経済を考えるきっかけになっているそうです。
このほかにも、「校外AL」として起業セミナーを受け、企業訪問も行って、ビジネスプランを作成する「起業体験Study Group」、金融の仕組みや株式投資などについて学ぶ「投資戦略Study Group」、楽しみながらプログラミングスキルを磨く「プログラミングStudy Group」などが紹介されました。
海外研修はアジア圏にも設定
途上国の社会問題解決に挑戦する
「国際教育」も充実しています。学校には、GCC(英語)部の顧問を担当し、学校行事にも参加する専任のネイティブ教員が2名在籍しており、日々の生活のなかで英語に触れる機会がたくさんあります。中3のオーストラリア修学旅行で生徒全員がホームステイを体験できるほか、希望者は語学研修(イギリス)、長期留学(アメリカ、カナダ、ニュージーランド)、中期留学(アメリカ、カナダ、ニュージーランド)、短期留学(ニュージーランド)にも挑戦できます。今年度からは、高校生の希望者を対象に、10日間の「アジア訪問」を始めました。このように英語圏以外でも多彩な内容の海外研修を設定しています。井上先生は「インドやインドネシアなどを訪ねるアジア訪問では、社会問題に立ち向かう起業家と交流しながら、諸問題について考えます」と述べました。なお、高2の修学旅行の行き先は九州またはベトナムから選択でき、ベトナムでは現地の企業でインターンシップを体験します。
この日の説明会では、中2生と高2生が登壇し、井上先生の質問に答える形式で学校生活について語ってくれました。「ラーニングセンターの良い点は、その日の授業でわからなかったことをその日のうちに解決できるところ。クラブ活動の終了後に利用できるので助かっています」「ネイティブの先生は、2人とも気さくでとても話しやすいです。休み時間には英語で声を掛けてくれるので、英会話力も上がりました」など、さまざまなエピソードを紹介してくれました。
目黒通り沿いに立つ校舎。広大な人工芝グラウンドや運動施設がある横浜市の「あざみ野セミナーハウス」は中学生が体育の授業で利用します
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