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学校説明会レポート
西大和学園中学校
2024年10月20日(日)
「勉強がハード」なのは本当?
保護者の疑問に学園長が答える
奈良県河合町の緑豊かなエリアに立地する西大和学園中学校・高等学校。関西屈指の進学校として知られ、2024年度の東京大学合格者数は71名に上ります。京都大学にも29名、国公立大学医学部医学科には防衛医科大学校を含めて32名の合格者を輩出しています。
この日の説明会を担当したのは、学園長の岡田清弘先生です。冒頭で、岡田先生は二次元コードを利用して、参加者から「西大和学園に抱くイメージ」を募集しました。「明るい生徒が多い」「行事が多い」「たくさんの体験ができる」といったポジティブなコメントが多く集まったなか、「勉強がハード」という声も。これに対して岡田先生は、次のように説明しました。
「確かに勉強は大変ですが、本校の魅力は、目標を持って自主的に学ぶ生徒がとても多いこと。塾や予備校に通う必要がないほど、日々の学習が充実しています。また、海外探究プログラムやリーダーズキャンプといった、1年を通して行われる多彩な行事では、たくさんの貴重な経験ができます。お子さんにとって本当に良い学校とは何かをご家族でしっかりと話し合っていただき、そのうえで本校を選んでいただければうれしく思います」
同校では、「世界を舞台に活躍するリーダーとなる」を目標としていることから、特に海外プログラムに力を入れています。中3生全員が参加する「アメリカグローバル研修プログラム」では、12日間アメリカに滞在し、ホームステイや現地校との交流、キャンプ、大リーグ観戦など、さまざまな経験をします。また、アメリカのパフォーマンス集団と3日間でミュージカルをつくる体験では、英語で話し合いながら、ストーリーから演出まで生徒が考えて、ダンスや歌のパフォーマンスをします。「英語力の向上はもちろん、ふだんはシャイな生徒にとっては自分をさらけ出す貴重な機会にもなっています。生徒たちがどのような変化をして帰ってくるか、今年度もとても楽しみです」と、岡田先生も期待を寄せています。
入試で差がつきやすい問題を紹介
正答率が高いものは落とさないようにする
説明会の後半には、入試のポイントが説明されました。同校の入試問題は、受験者平均点は満点の65%、合否のボーダーラインは65~70%になるように作られています。
算数については、「受験生の正答率が8~9割を超えるような最初の計算問題で失点すると、ほかの問題で取り返すことが難しくなります。ケアレスミスを甘く考えず、徹底的に対策してください」とアドバイスを送りました。
社会では、地理分野の問題が比較的難しく作問されており、差がつきやすいといいます。「地理分野の資料・グラフの読み取り問題の対策をする際は、順位や数字を丸暗記するのではなく、常に『なぜそうなるのか』という理由や背景を考えるようにしてください」と岡田先生は強調します。公民分野の現代社会に関する問題も差がつきやすいものの、「用語をそのまま答えさせる問題は少ない」とのこと。SDGs・紛争・国際貢献などについて、教科書の内容に関連づけて出題することがあるため、教科書の事項をきちんと習得してほしいと伝えました。
説明会が終わった後は、いくつかの班に分かれて、生徒と一緒に校内を見学。約5000冊の洋書がそろう図書館、思い切り運動のできる広大なグラウンドなどを巡り、同校の学び舎としての魅力に触れました。
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