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学校説明会レポート
桜丘中学校
2024年11月20日(水)
「個別指導」と「絶対評価」を軸に、希望の進路を実現するスキルを育成
1924年に設立された和洋女子職業学校を前身とする桜丘中学・高等学校は、東京都北区滝野川に立地しています。2004年に男女共学化され、2024年に創立100周年を迎えました。「勤労と創造」の校訓の下、「自立した個人の育成」を目標に教育活動を行っています。近年、その取り組みの成果が大学進学実績にも表れ、中学入試の出願者数も大幅に増加しています。
この日のオンライン説明会には広報戦略室室長の中野優先生が登壇し、「早い段階からこつこつと学びを進めることで、今春卒業した中高一貫生の約3人に1人が現役で国公立大学に合格しました。エビデンスに基づいた確かな分析力も本校の強みです」と強調しました。
同校では、生徒一人ひとりに寄り添う「個別指導」と、“昨日からの成長”を大切にした「絶対評価」の二つを軸とした学びを実践しています。英語の家庭学習では、タブレット端末を活用した個別指導によってスピーキング力を高め、大学受験で増加しつつある学校推薦型選抜・総合型選抜の対策においても、生徒1人に対して担任と専門教員が2人体制で指導していることが紹介されました。また、英語資格試験対策にも力を注ぎ、4技能の力をバランス良く育成しているそうです。
次に、「得意を活かす」「計画性を持つ」「習慣化する」という3点から、教育内容の説明がありました。まず、「得意を活かす」については、多彩な行事を通して自分の得意分野を探していきます。たとえば、中3のキャリア探究研修では鹿児島県を訪れます。生徒は、「鹿児島大学コース」「鹿屋体育大学コース」「通訳案内士コース」「JICAコース」「JAXAコース」「廃校の利活用コース」「かんぱち漁業体験コース」の七つの体験プログラムから一つを選択しますが、この研修は、進路選択を考えるきっかけになっているそうです。
二つ目の「計画性を持つ」に関しては、6年間を通じて学習内容を記録する「SS(Self-Study)ノート」を活用させて学習習慣の確立をサポートします。また、長い目で見た計画性を培うものとして実学を中心とした探究活動にも力を入れています。中野先生は「本校は東京都主催の起業家精神教育プログラムに採択され、中2からビジネスプランニングの授業を行っています。2023年度はチームに分かれて100周年記念グッズの企画に取り組み、銀行の融資担当者に向けたプレゼンにも挑戦しました。中学3年間の探究学習を基に、三者面談で自分が歩みたいキャリアについて保護者にプレゼンテーションする『キャリアプランプレゼン』も、今年度からスタートしています」と話しました。
そして、三つ目の「習慣化する」では、私語厳禁の自習室、友だち同士で教え合う学習室、卒業生が指導に当たる「URC(University Resource Center)」、現役東大生を中心としたメンターが常駐する「SS Lab(桜丘スタディーラボ)」など、それぞれのスタイルに合わせて選べる学習環境を整備している点が挙げられました。
高校では、希望の進路に応じて四つのコースが設けられています。中野先生は「現在、プロジェクトチームを結成し、高校のコースをアップデートしているところです。お子さんが高校に進学するころには、さらに魅力ある新コースを用意できると思います」と力強く語りました。
2025年度の中学入試は、2月1日午前・午後、2日午前・午後、4日午前の計5回実施されます。1日午後と2日午後の「3年特待入試」では、これまで特待合格のみの判定が行われていましたが、2025年度より一般合格へのスライド合格も判定するとのことです。詳細は最新の募集要項をご覧ください。
探究の授業で実施する起業家精神教育を通じて、社会とのつながり方を学び、キャリアプランを考えるきっかけにしていきます
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