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学校説明会レポート
帝京中学校
2024年11月15日(金)
2025年度より英語と探究を軸にした「インターナショナルクラス」を開設
JR埼京線「十条」駅や都営三田線「板橋本町」駅からほど近い閑静な住宅街にキャンパスを構える帝京中学校・高等学校は、正直で礼儀正しい生徒の育成をめざし、「知育・徳育・体育」の三つの資質をバランス良く伸ばす教育を実践しています。
この日のオンライン説明会であいさつに立った教頭の横田優子先生は、困難にぶつかってもそれを乗り越えていける「帝京魂」を持った在校生と卒業生の魅力に触れ、「生徒たちの人生を彩るのは、さまざまな経験、体験、そして生涯の友との出会いです。本校では生徒の心を磨き、学ぶ意欲を高める数多くの行事を開催しています」と語りました。
次に、高校インターナショナルコース主任の関陽平先生が登壇し、2025年度より、これまでの一貫特進コース、一貫進学コースに加え、中学に新設される定員20名の「インターナショナルクラス」について説明しました。このクラスでは、高校のインターナショナルコースで培ってきたメソッドを生かし、「英語学習」と「探究学習」を柱として、社会課題の解決に貢献できるグローバルリーダーの育成をめざします。「英語学習」としては、“ネイティブ担任制”を採用し、生徒が日常的に英語に接する環境が整備されます。また、英語と社会で段階的にオールイングリッシュ授業を取り入れ、「英語で考える」をキーワードに、英語によるグループワークやプレゼンテーションも行います。さらに、2025年度からは、オンラインでアメリカの高校の授業を受けることで、同校卒業時に日米二つの卒業資格を取得できる「US Dual Diploma Program(USDDP)」も新たに導入される予定です。
探究学習に関しては、いずれのコース・クラスでも、中学段階で非認知能力を培ったうえで、高校では各自が関心を持ったテーマで課題研究に取り組む「グローバル・リーダーシップ・プログラム」を準備しています。関先生は「各教科においてもPBL(問題解決)型の授業を展開し、模擬国連や国際フォーラムへの参加など、課外活動を重視します。中3ではニュージーランド語学研修を行いますが、それに加えて、高校のインターナショナルコースではターム留学やセメスター留学、本格的な1年留学にもチャレンジできます。中学卒業までに全員がCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠) A2レベルを取得することが目標です。その条件をクリアすれば、高校インターナショナルコースへの進学が可能となります」と話しました。
「一貫進学コース」は、一貫進学コースと一貫特進コースに分かれます。一貫進学コースについては中学校統括主任の岡田大介先生が、一貫特進コースについては入試広報部長の鈴木斎彦先生がそれぞれ説明を担当しました。一貫進学コースでは、「多方面で活躍できる生徒の育成」「『適性』を見つけ、可能性を伸ばす」という目標の下、体験型学習・探究学習に6年間取り組むなかで自分のやりたいことを明確にしながら、希望の進路を実現していきます。
一方、難関大学への現役合格を目標とする一貫特進コースでは、少人数制できめ細かく指導し、多様化する大学入試に対応できる学力を養成しています。演習問題や検定試験の対策を行う「朝学習」や、知的好奇心を刺激する「校外学習」が実施されることも特色です。鈴木先生は、つくば市周辺の研究施設を訪問する「サイエンスツアー」、高2のハワイ海外研修といったプログラムを紹介し、「こうした本物に触れる経験をすることで、生徒たちは大学入試に役立つ力を身につけています。高い目標に挑戦したい皆さん、ぜひ一貫特進コースにいらしてください」とメッセージを送りました。
2025年度の一般入試は、4教科型、2教科型(国語・算数・英語のなかから二つを選択)のほか、国・算・英のなかから得意な2教科を選択する「得意教科重視入試(2教科型)」、1教科を選択する「1教科型入試」を実施します。なお、「得意教科重視入試(2教科型)」では受験教科のうち高得点の教科が2倍に換算されます。 問題は2コース・1クラス、すべて共通で、合格のボーダーとなる得点率は、一貫特進コースが7割、インターナショナルクラスが6割、一貫進学コースが5割とのことです。なお、インターナショナルクラスを志望する場合は、受験科目として英語を選択することが必須となることも伝えられました。
高大連携の取り組みも推進しており、2024年度より高校インターナショナルコースで国際基督教大学と連携した探究活動のプログラムがスタートしました
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