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学校説明会レポート
千代田国際中学校
2024年10月25日(金)
2025年度から校名変更し、2コース制を導入。人類・地球レベルの視点で世界に挑戦できる学校
2016年に武蔵野大学と法人合併した千代田女学園中学校・高等学校は、2018年に高校を「武蔵野大学附属千代田高等学院」に改称するとともに共学化し、国際バカロレアの認定校となりました。中学校も2022年度に千代田国際中学校として再出発。2025年度からは、千代田中学校・高等学校に校名を変更し、併設型の中高一貫校としての新たな歴史を刻んでいきます。
この日のあいさつに立ったのは、新校長の木村健太先生です。かつて広尾学園で医進・サイエンスコース統括長を務めたほか、東京大学先端科学技術研究センター客員上級研究員など、さまざまなフィールドで活躍している木村先生は、校名変更について、「国際化というと、日本を中心として海外に進出するようなイメージで、社会では使われなくなってきています。グローバル化ということばに変化するなかで、地球規模で物事を考えていくのが当たり前になっているのに、教育界だけが遅れるわけにはいきません。生徒が人類レベル、地球レベルの視点を持ち、世の中に挑戦していくことができる学校をつくりたいのです。生徒とともにこれからの未来をつくっていきます」と語りました。
2025年度からは、「研究コース」と「開発コース」の2コース制となります。「研究コース」は、いまだ人類が解決できていない問題にアプローチしたり、世の中にまだない価値を生み出したりできる人を育てるコースです。医師や研究者といった専門家から直接指導を受け、本格的な研究活動に取り組み、ゼロから1を生み出すためのマインドを磨きます。一方、「開発コース」では、グローバルな課題の本質をとらえ、実際に課題解決に向けた行動を実践している大学や企業のフロントランナーと共に、アントレプレナーシップ(起業家精神)を発揮しながら、今ある知識や技術の社会実装をめざすといった、1を10にするようなアプローチで社会に貢献する人を育てます。高2からは国際バカロレア教育プログラムを導入した「IBコース」を含めた3コース制となります。
同校ではすでに、教員や大学院生、企業人と共に、社会課題に取り組む「Liberal Arts Projects」の頭文字から成る「LAP」という探究活動を進めています。2025年度のコース制導入後は、この活動が探究から研究へとバージョンアップするのです。
この日の説明会では、今年度のLAPでの取り組みについて、2人の中1生がインタビューに答えました。これまで自分を表現するための2分間の動画を制作したり、過去の自分の姿やなりたい未来像をまとめてプレゼンテーションしたりする活動を行ってきたとのことです。受験生に向けては、「家族全体が緊張感に包まれてしまったときは、自分の好きなことをしてリフレッシュし、解決しました」「勉強と遊びのバランスを取りましょう」といったアドバイスをしてくれました。
続いて、中高生の段階から人類規模・地球規模の視野を持ってもらいたいという思いから、2025年度よりケンブリッジ大学の経営大学院、ジャッジ・ビジネス・スクールを訪れるプログラムを実施することが発表されました。これは、ケンブリッジ大学の教授や大学生メンターと共に、世界トップレベルの講義を受けながら、六つのアカデミックスキルに焦点を当てて学ぶものです。1人1部屋となる大学寮での生活などの経験を通して、幅広い視野の獲得をめざします。修了するとケンブリッジ大学の認定証が授与されます。
最後に、入試広報部長の立原寿亮先生より2025年度の入試について説明がありました。2月1日午前の第1回は研究コース10名、開発コース20名の合計30名を募集しますが、第2~6回・研究特待入試は、各回で募集するコースと人数が異なります。詳細は学校ホームページにてご確認ください。
スタイリッシュな制服も同校の特色の一つ。ベストやセーターなどのオプションを合わせることで生徒一人ひとりが自分の個性を表現できる着こなしも可能となっています
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