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学校説明会レポート
京華女子中学校
2024年11月9日(土)
「3校ワンキャンパス」で教育的効果を最大に生かし、先進的な学びを推進
教育家の磯江潤によって創立された京華学園は、1897年開校の京華尋常中学校、1901年開校の京華商業学校、1909年開校の京華高等女学校の3校体制を堅持しながら、長い歴史を歩んできました。京華高等女学校は戦後に京華女子中学・高等学校となりましたが、そのスクールミッションは「知を高め、視野を広げ、共感力をそなえた『21世紀型の賢い女性』を育成する」です。
2024年4月より、同校は、京華中学・高等学校(男子校)と京華商業高等学校(共学校)と同じ文京区白山のキャンパスに移転し、京華学園「3校ワンキャンパス」を実現しました。これにより、それぞれの学校の個性と文化が融合されました。ふだんの授業は女子のみで行いますが、教育的効果があると考えられる活動では、京華中・高や京華商業高校の生徒たちと交流を図っています。
この日のオンライン説明会では、初めに校長の山中秀樹先生が学校の概要を紹介しました。中学校は1学年約70名前後の2クラス編成です。高校では、他の中学校から入学する生徒が加わり、1学年約150名前後の4~5クラス編成となりますが、中学・高校とも小規模校といえます。山中先生は「本校は生徒と教職員との距離が近く、アットホームな雰囲気で、一人ひとりをていねいに見守っています」と述べました。
同校は「共感力」「グローバル力」「学力」の育成を教育の柱としています。なかでも力を入れているのが「共感力」です。たとえば、学年の枠を超え、縦割りで行われる「総合ゼミ」では、茶道・華道・筝曲・伝統文化(礼法・着付け・日本舞踊)・書道・ダンス・ハンドベルなど多彩な講座のなかから興味・関心があるものを選択し、専門の先生の指導の下でじっくり学びます。また、生徒自身が共生社会の一員であるという自覚を促す「ボランティアプログラム」、自然現象・科学・歴史・文化・政治に対する興味・関心を高める「校外学習」も実施しています。SDGs(持続可能な開発目標)に関する活動を通じて社会問題を自分のこととしてとらえる「Keika SDGs Program」、学校説明会の企画から運営までを担う「Keika Seek CLUB」、クラブ活動や学校行事などによって、人とつながる力や協働力を培います。
「グローバル力」を高める英語の授業は、ネイティブ講師による指導を含め、週6~7コマ実施されています。また、全学年で週1コマ、ネイティブ講師による第二外国語の授業を必修としているのも特徴です。中1の最初の授業で中国語とフランス語の授業を受けた後いずれかを選択し、基本的な会話表現や、その国の文化について学びます。放課後には英語資格試験の対策講座も開講されています。学んだ英語をさらにブラッシュアップし、国際感覚を養う場となるのが、グローバル教育プログラムです。イングリッシュキャンプ(中1)、海外研修旅行(中3)といった全員参加型のもののほか、希望者を対象としたオーストラリア夏季海外研修(中2~高2)、セブ島語学研修(高1・2)、ニュージーランド中・長期留学(高1・2)などがあります。山中先生は「海外でさまざまな経験を重ねた生徒たちはコミュニケーション力や語学力はもちろん、失敗してもくじけない強い心も身につけています」と話しました。
さらに、全員が自身のタブレット端末を使用し、映像や音声を活用した授業によって、学習意欲を喚起し、みずから考える力を身につけます。生徒の性格や学習状況、希望進路を把握したうえで指導し、成績不振者には放課後にフォローアップゼミ(英語・数学)を実施しているそうです。
最後に、教頭の岡田一顕先生が2025年度入試について説明しました。2月1日午前・午後、2日午前・午後、3日午後、4日午前の日程で全6回の入試が行われます。岡田先生は「同時に複数回に出願すれば、1回分の検定料で受験ができます。ぜひ、学校説明会などにも足を運んでください」と締めくくりました。
2024年4月から新校舎での生活が始まりました。1階にある開放感あふれるラウンジは、昼休みにはお弁当を食べたり、放課後には友だちとおしゃべりしたり勉強したりする、生徒たちの憩いの場となっています
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