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学校説明会レポート
城北埼玉中学校
2024年10月23日(水)
自律的な努力に徹する一方で、心配り・目配りもできる「優しい男子」を育む
「着実・勤勉・自主」を校訓に掲げる城北埼玉中学・高等学校は、人間形成と大学進学指導を柱とした教育を実践している男子進学校です。心身共に健全で自律的な努力に徹する人間を育てることをめざし、規律ある男子を育てる環境と、きめ細かい学習指導ができる体制を整えています。
この日、最初にあいさつに立った校長の森泉秀雄先生は「現在、中庭を中心に、校舎の工事やメンテナンスを進めています。工事で見づらい場所もありますが、学校見学の際には、ぜひ温水プールをはじめとした本校自慢の施設や生徒をご覧ください」と話しました。「楽ではないが楽しい学校、楽ではないがおもしろい学校」をめざす同校には、広々とした構内にある多彩な施設で、学業のみならず部活動や行事に打ち込む生徒が多いそうです。
次に、入試広報部の出合英之先生が教育内容を紹介しました。最初に、中学では各学年に1クラス「選抜クラス」を設けていることを説明しました。ただし、進度は他のクラスと同じで、進級時に成績によって入れ替えを行うとのことです。なお、中学は全学年が3クラス編成ですが、各学年の担当教員は6~7名としているそうです。これについて出合先生は「中学段階の男子は学習面も生活面も手間が掛かるので、学年担当の教員数を多くして、一人ひとりを手厚く指導しています。こうして校訓の実現をめざす一方で、周囲のごみを拾うなど、自分のこと以外にも心配り、目配りができるような優しい男子を育てることも、本校は大切にしています」と語りました。
また、同校では、2022年より「未来を拓く『志』と『学力』を育む」というスローガンを掲げています。その「志」を養うための取り組みとして出合先生が挙げたのが「JSノート」です。これは、日々の学習計画や各教科の授業内容、振り返り、保護者のコメントなどを記入して毎日提出するものです。担任もコメントを書いて返却するため、自学自習の習慣の定着に役立っています。個々の生徒と担任とのコミュニケーションツールとしての役割も果たしています。社会人や大学・企業などの協力を得て体験学習を行う「JS Program」も生徒の志を高めるプログラムです。たとえば、日本大学医学部の協力の下で行う、高校生対象の「1日医師体験」、JAXA(宇宙航空研究開発機構)や理化学研究所の見学ツアー、埼玉弁護士会との連携プログラムなどを実施しています。
一方、「学力」を高めるための取り組みとして挙げたのは「静座」です。これは、授業やホームルームの前に、30秒間、目を閉じて呼吸を整え、姿勢を正すことです。「学力を向上させるには、授業に対する姿勢から見直すことが大切」という考えから、全生徒が授業に臨む前に必ずこの静座を行って、心を落ち着かせているそうです。学習習慣を身につけさせるための取り組みとしては、放課後あるいは部活動終了後に、JSLC(Johoku Saitama Learning Center)と呼ばれる学習時間を設けていることも挙げられます。
同校では「大切な仲間をつくる場」という理由から、学校行事も重視しています。林間学校やスキー合宿、イングリッシュキャンプなど、中学の各学年で宿泊行事をいくつか実施し、仲間との学び合いや支え合い、励まし合いの精神を養っています。
説明会の終盤では、「城北埼玉に関するアンケート」に寄せられた保護者の声が紹介されました。「男子校を100%楽しめている」「先生の指導がていねいで熱心」「自分から勉強するようになった」といった内容でした。続けて、教員が大切にしていることとして「年間3~5回、ていねいな二者面談を実施している」「生徒が主役であることを忘れず、面談を通して信頼関係を築くようにしている」ことなどが挙げられ、面倒見の良い校風であることが伝わってきました。
全国大会常連の少林寺拳法部、温水プールで一年中泳げる水泳部、ジオラマグランプリで受賞経験のある模型部など、さまざまなクラブが活躍しています
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