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学校説明会レポート
洛南高等学校附属中学校
2024年9月7日(土)
仏教精神を通じ、
「心・学・身」をバランス良く育む
約1200年前に弘法大師(空海)が創立した日本最初の私立学校「綜藝種智院(しゅげいしゅちいん)」にルーツを持つ洛南高等学校附属中学校。五重塔で有名な東寺の境内に立地し、京都駅から徒歩約15分と交通アクセスにも恵まれています。かつては男子校でしたが、2006年に共学化され、2014年には附属小学校が開校しました。
この日の説明会で渉外部長の中村信吾先生は、「本校では『心の教育』をいちばんに重んじ、生徒たちが命の尊さや、感謝の気持ちを身につけて卒業できるよう努めています」と話します。同校では「心・学・身」を教育の三本柱としています。仏教の教えを日々に生かす「心」では、毎月の仏教行事をはじめ、あいさつや掃除、服装を整えるといった当たり前の日々の営みを通じて豊かな人間性を育てています。みずから学ぶ習慣を身につける「学」では、「予習→授業→復習→確認」というリズムを最も大切にしながら、中高一貫の強みを生かしたカリキュラムで難関大学への合格をめざします。そして、体を動かし、団結や公正さを学ぶ「身」を重視し、知性と人間性を備えた人材の育成をめざしています。
このような学校生活のすべてに仏教の教えが大きな役割を果たしています。特徴的なものとして、登校時の校門への一礼をはじめ、弘法大師の月命日である21日に行う法会「御影供(みえいく)」が挙げられます。毎月この日は全校生徒が一堂に会して仏教の教えに学び、人間的成長を図る日と位置づけられており、授業は行いません。また、心は周りの環境に影響されるという考えから、身の回りを整理することや自分自身を清潔に保つことも重視し、月に一回、身装検査が行われます。
活発なクラブ活動や学校行事
無理なく学業との両立ができる
一方、近年取り組み始めたのが、放課後と長期休暇中に開設する「T.eRa.K.oya(てらこや)」と名づけた自習室です。卒業生のチューターが常駐してサポートを行っていることもあり、中1の多くは放課後にここで勉強してから帰宅しています。
クラブ活動や学校行事も活発に行われています。クラブは全部で29あり、中学生は9割以上が参加。活動は最大で週4日程度なので、学業との両立も無理なくできるそうです。説明会のなかでは行事の一つとして文化祭の様子を動画で紹介。生徒たちが熱心に展示物を制作する様子が映し出されました。
最後に、2025年度入試についての説明がありました。入試日は入試解禁日から3日目の1月20日。募集人員は280名で、附属小学校からの内部進学者が約90名ですが、結果的に中学の外部募集で200人以上になるケースが多いとのこと。募集要項などは基本的に例年どおりで変更ありません。出願時には「合格した場合は必ず洛南に入学する」専願か、他校との併願かを選びますが、塾を通じて学校に入試翌日の21日の13時までに連絡した場合は、併願から専願への切り替えが可能となっています。
なお、前年度の合格最低点から判断すると、専願者は男子55%・女子60%以上、併願者は男女共に70%以上が合格の目安となります。中村先生は「出題傾向は例年どおりです。学校ホームページに掲載されている『中学入試4教科のアドバイス』を参考にしてください」とメッセージを送りました。
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