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学校説明会レポート
日本大学豊山中学校
2024年9月20日(金)
日大付属で唯一の男子校
「体験」「体感」を重視
真言宗豊山派が1903年に創設した旧制豊山中学校から発展した日本大学豊山高等学校・中学校。日本大学の付属校・準付属校のなかで唯一の男子校です。
説明会の冒頭、広報主任の田中正勝先生は、「皆さんは本校にどんなイメージをお持ちですか」と保護者に問い掛けました。水泳・野球・バスケットボール部を中心に高い実績を誇り、スポーツの強豪として知られることから、田中先生は「筋骨隆々とした体育会系の生徒を想像されるかもしれません。でも、安心してください。鉄道部、吹奏楽部、書道部などの“文化系男子”も生き生きと活躍しているのが本校の特徴です」と、どんな生徒にも居場所があることをアピールしました。
次に田中先生は、男子の成長に大切なものとして「体験」と「体感」を挙げると、「男の子は、いつ勉強に力が入るか予測できません。だからこそ、スイッチが入った瞬間にそのまま走り出せるよう、早い段階から自身でPlan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)のサイクルを確立しておくことが大切だと考えています」と話します。そのうち、同校が特に重視しているのが、Check(評価)とAction(改善)です。毎朝10分のMAP(Morning Assurance Program)と呼ばれる小テストで、主要教科の理解度を確認した後は、各教科の教員がテスト内容を振り返る「MAP解説動画」を生徒のタブレット端末に配信します。生徒たちは、その動画を通学時間や空き時間に視聴し、苦手克服につなげているそうです。
卒業後は約7割が日大に進学
付属校の環境を生かして希望進路実現へ
男子の成長に不可欠な「体験」や「体感」が得られる機会として、中学全学年の希望者を対象にしたニュージーランド研修(10日間)、高校全学年の希望者を対象にしたカナダ研修(17日間)、日大付属高校・中等教育学校26校の生徒のなかから選抜制で行われるケンブリッジ研修(17日間)など、国際交流にも力を入れています。
このうち、ケンブリッジ研修は寮に滞在し、現地の大学生のサポートを受けながらイギリスの文化や歴史を学ぶものです。田中先生は「これは日大がケンブリッジ大学と学術交流協定を結んでいるからこそ実現できるプログラムです。多彩なアクティビティーを通して、生徒の学習意欲を刺激しています」と紹介しました。
卒業生は例年、約7割が日大に、約2割が国公立大や他の私立大学に進学しています。日大の場合、希望学部に進めるかどうかは、すべての日大付属校の生徒が受験する「基礎学力到達度テスト」の成績によって決まりますが、それとは別に「付属特別選抜枠」という制度があり、同校の場合は理工・法・経済などの学部を中心に“豊山枠”を持っているとのことです。田中先生は、「大事なのは“どの大学で学ぶか”ではなく、“どの学部で学ぶか”です。国内最大規模を誇る総合大学の付属校というフィールドを最大限に生かし、希望進路実現につなげてくれたらうれしく思います」と結びました。
東京メトロ有楽町線「護国寺」駅より徒歩すぐ。運動施設が充実しているのも特徴で、校舎11階には10コースのプールを備えています
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